声優業界のトップランナー・鈴村健一のキャリアに迫る当インタビュー。前編では鈴村が声優を目指したきっかけから、活動をマルチに展開していく過程を追った。後編では鈴村が2012年に声優事務所「インテンション」を設立した経緯や狙い、業界の未来についての展望を聞いた。 恐怖感もあった事務所からの独立 2012年、鈴村健一はそれまで所属していた事務所から独立し、自身が代表を務める事務所「インテンション」を設立した。当時は聖川真斗役で出演していたゲーム『うたの☆プリンスさまっ♪』がアニメ化されたり、『黒子のバスケ』で紫原敦役を演じたりと、鈴村の人気はうなぎ登りとなっていた時期だった。 「所属事務所との関係にはなんの不満もなかったのですが、声優の仕事が多様化していくなか、僕自身が、舞台や音楽活動など自分の名前でプロジェクトを動かすことが増え、このままでいいのかなと思ったんです。より踏み込んだ形で仕事がした
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