SMサロンは「かりそめの場」。だけど人は変わっていく マヒトゥ・ザ・ピーポー(以下:マヒト) これは自分のテーマでもあるんだけど、自分の内側にある欲望やコンプレックスに、音楽やマンガ、SMを通して気づいていく。そうやって自分のことを知れば知るほど、その人は救われるのかな? 鏡ゆみこ(以下:ゆみこ) 救われないと思ってる。でも、それが絶望とは思ってなくて。救われないけれど「うん、そっか」って。救われないってことを諦観するのが大事。 SMに限らず、みんな脳内で思い描いていることが最高だと思うんですよ。でも実際、生身の人間同士で会ってみたら、ちょっと違うなって気づいたりするんだよね。相手も人間で、違う人間同士、それを笑ったり噛み締めたりする作業をやってるんだと思ってます。 マヒト 自分は音楽を好きになって、自分の内側にあった、まだ輪郭のなかったような感情を言葉にすることもできるようになったり、こ
インタビュー 2021/9/11 21:00 18年を経て明かされる、名作ドラマ「すいか」制作秘話。木皿泉作品が放つ、色褪せない輝き 2003年の7月から9月に日本テレビ系で放送された木皿泉脚本、小林聡美主演のドラマ「すいか」は、放送から18年経った現在でもドラマファンから熱烈な支持を受ける作品だ。本作をプロデュースしたのは、数々の名作ドラマを手掛けてきた河野英裕。いまなお語り継がれる「すいか」の魅力を、本作のBlu-ray BOXが発売されたのを機に河野プロデューサーに伺った。 「18年経って観返しても、古い価値観に感じる“違和感”がないんです」 新作制作の合間を縫って取材に応じてくれた、河野英裕プロデューサー 昨年、2005年に放送された河野英裕プロデュース×木皿泉脚本のドラマ「野ブタ。をプロデュース」が再放送の反響を受け、Blu-ray化された。そんな流れで河野×木皿コンビが初めて生
お笑いの賞レース『第44回ABCお笑いグランプリ』が7月9日におこなわれ、ダブルヒガシが優勝を飾った。今大会は、Aブロック、Bブロック、Cブロックに4組ずつ振り分けられ、各ブロックの得点上位だった、素敵じゃないか、令和ロマン、ダブルヒガシがファイナルステージへ進出。 ファイナルステージでは令和ロマンとダブルヒガシが同点となったが、大会規定により、ファーストステージの点数が高かったダブルヒガシに軍配があがった。参加12組すべてがおもしろく、特に接戦を演じたダブルヒガシ、令和ロマンの漫才はそのまま『M-1グランプリ』の決勝戦へ持っていっても通用しそうなくらいハイレベルなものに。 アンガールズ・田中卓志の審査評が物議、令和ロマンとダウ90000の「陰キャ陽キャ論争」 そんななか「陰キャ陽キャ論争」として物議を醸したのが、ファーストステージのBブロックに登場したダウ90000のコントに対する、審査
ナタリー 音楽 特集・インタビュー ももいろクローバーZ結成15周年特集 百田夏菜子×松岡茉優|高校の同級生が語り合う青春時代と“今” ももいろクローバーZ PR 2023年7月12日 今年5月17日に結成15周年を迎えたももいろクローバーZ。これを記念し、音楽ナタリーではももクロのメンバーがそれぞれ異なる相手と対談する連載企画を展開してきた。この連載のラストを締めくくるのは、ももクロのリーダー百田夏菜子と、彼女の高校の同級生である松岡茉優。過去にもテレビやラジオ番組での共演経験はあるものの、今回のように対談という形で2人が語り合うのは初めてだという。学生時代からの親友だからこそ、写真撮影では少し気恥ずかしそうな様子を見せていた彼女たちだが、対談の席に着くなり、松岡が百田に12年越しに聞きたかったこと、新しいももクロ像の話など会話がとめどなく続き、取材時間が足りないほどに盛り上がった。大人
上田誠(ヨーロッパ企画)と岸田繁(くるり)の対談が実現した。ヨーロッパ企画の長編映画第2弾作品『リバー、流れないでよ』に、くるりが主題歌として“Smile”を提供したことでつながった両者は、ともに京都で生まれ育った同世代にもかかわらず、一度も対面したことはなかったという。 CINRAでは、これまで接点がありそうなかった二人の対話を「創作と京都」編、「創作と時間」編のふたつに分けて掲載する。対談の撮影を手がけた写真家・濱田英明からのテキストを序文にかえて、まずは両氏の活動と京都の関係についてから。 いまがすでに懐かしい。写真を撮るときはつねにそんなことを考えています。なぜなら写真には必ず「もうそこには存在しない」ものが写っているからです。それは、地球に届くまで何年もかかるという、はるか遠くの星の光を見るのにも似ています。つまり、写真とは、未来から過去という現在を見るように、「終わりゆくいま」
“電子書籍化不可”といわれる仕掛けがあるミステリー小説『世界でいちばん透きとおった物語』。SNSでは「最後まで読んで納得」「鳥肌がたった」などと話題になっています。著者の杉井光さんに、制作の裏側や仕掛けへの思いを聞きました。 物語は、大御所ミステリー作家の宮内彰吾が死去するところから始まります。妻帯者ながら多くの女性と交際していた宮内の子どもが主人公。父の死後、宮内の長男から、「親父が『世界でいちばん透きとおった物語』という小説を死ぬ間際に書いていたらしい。何か知らないか」と連絡を受けたことをきっかけに、父の遺稿探しを始めます。 ――本作の仕掛けはいつ頃思いついたのですか 基本アイデアは昔からぼんやりあったんですけど、形にしようかなって思ったのは去年の初めぐらいですかね。形にするの大変だなって思っていて、踏ん切りつかなかったんですけど。いつか書くだろうって言っていたら、ずっと書かないだろう
「一通のメールから番組の空気が変わった」 『THE SECOND』で話題の囲碁将棋と放送作家が語る『情熱スリー』のスタイル 2019年にスタートしたお笑い芸人に特化したラジオアプリ『GERA』では、事務所や芸歴などさまざまな芸人がパーソナリティを務め、これまで100組以上が登場してきた。そんななか、2020年のスタート時から常に人気番組ランキングトップ10に入り続けているのが『囲碁将棋の情熱スリーポイント』(以下、『情熱スリー』)だ。 『情熱スリー』は「元プロバスケットボール選手・佐古賢一さんのラジオ番組『情熱スリーポイント』が終わり、その居抜き番組として始まった」という架空の設定を初回から貫いている。しかし番組の内容はバスケットボールやスポーツについて語るものではない。初回から「面白くないメールは読まない」というスタイルを貫き、いまでは地上波人気番組でも名を馳せる有名ハガキ職人が集まる、
Adoさんが2023年7月10日放送のニッポン放送『Adoのオールナイトニッポン』の中で自身が歌い手となるまでの道のりをトーク。小学校1年生でネットやボカロと出会ってから、ネットに作品を発表して歌い手になるまでを話していました。 (Ado)まあ、そんな私は歌い手として活動してるんですが。「歌い手」っていうのは、いわゆる、なんですかね? 歌手とはまた違う、私が名義してる歌い手っていうのはボカロの曲をカバーして投稿させていただいているっていう、いわゆるネット文化から生まれた、ネット文化の歌い手っていう存在でやらせていただいてるんですが。私はね、本当に子供の頃……小学生の時はもうずっと、ネットズブズブで。そもそものネットのスタートも、何歳ぐらいだっけな? 私、割と早いんですよ。小1。だからもう、すごいよね。自分で言っておいて。すごくない? だからあれだよ。6、7歳。ぐらい。もうエリートでございま
METAFIVEから新天地へ向かうTESTSETという名の電車 砂原良徳、LEO今井が語る1st『1STST』 正式な結成は2022年だが、TESTSETにはプロトタイプが存在する。いうまでもなく前年のフジロックフェスティバル出演時のことで、彼らはまだMETAFIVEと名乗っていた――。高橋幸宏、小山田圭吾、砂原良徳、テイ・トウワ、ゴンドウトモヒコ、LEO今井からなるMETAFIVEの活動は2021年夏、中心となる高橋幸宏の病気療養で暗雲がたれこめ、東京五輪に端を発する小山田圭吾のいじめ問題の再燃で暗礁にのりあげつつあった。そこにコロナ禍が追い打ちをかける。2021年7月にリリースを予定していた2作目『METAATEM』は発売を中止(のちに同年11月の無観客ライヴの特典として発表)し、同月末の自主企画ライヴは中止となった。出演が決まっていたフジロックは特別編成で臨むとの周知もあり、META
映像ディレクター・上出遼平インタビュー 投稿日 2023-07-10 更新日 2023-09-13 Author 高山敦 LIFESTYLE 思い切る 映像ディレクター上出遼平インタビュー。後編ではテレビ業界のコンプライアンス、自主規制、そして将来について語ってもらった。 上出遼平 上出遼平(かみで・りょうへい) 1989年東京都生まれ。ディレクター、作家。ドキュメンタリー番組『ハイパーハードボイルドグルメリポート』シリーズの企画から撮影、編集まで全工程を担う。同シリーズはPodcast、書籍、漫画と多展開。文芸誌「群像」(講談社)にて小説『歩山録(ぶざんろく)』を連載。 Twitter:@HYPERHARDBOILED Instagram:@kamide_ 『ハイパーハードボイルドグルメリポート』や『蓋』などを手掛け、その挑戦的な番組作りが話題となった映像ディレクターの上出遼平。インタビ
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