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ブックマーク / www.webdice.jp (62)

  • 社会学者・宮台真司氏が『二重生活』を男目線で語る、「私も主人公と同じニンフォマニアック(淫蕩症)だった」 - webDICE

    映画『二重生活』のロウ・イエ監督(左)、宮台真司氏(右) 社会学者の宮台真司氏(首都大学東京教授)が24日、東京・新宿K's cinemaで初日を迎えた映画『二重生活』のトークイベントに出席し、ロウ・イエ監督と作品における街の描き方や、愛人、そして女子大生たちと交わりを持ちながらも満たされない主人公の心情について熱いトークを展開した。 人間とシンクロする武漢という街が、まるで生き物のように描かれている(宮台氏) 作は、天安門事件を扱った『天安門、恋人たち』で映画製作・上映禁止処分を受けたロウ監督が、禁止令解除後、5年ぶりに中国で製作した衝撃のメロドラマ・ミステリー。経済発展が著しい武漢市を舞台に、交通事故で死亡した女子大生、彼女と最後に接触した二つの家庭を持つ男、そのと愛人が織り成す複雑な物語がスキャンダラスに展開する。 宮台真司(以下、宮台):そもそも監督は、なぜ武漢という街をこ

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  • N.W.A.の軌跡―父アイス・キューブを演じた息子が語る『ストレイト・アウタ・コンプトン』 - webDICE

    (c)2015 UNIVERSAL STUDIOS 映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』が2015年12月19日(土)渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国順次公開となる。 N.W.A.は、1986年にアメリカ、カリフォルニア州コンプトンで結成されたヒップホップグループ。N.W.A.は、Niggaz Wit Attitudes(喧嘩腰の黒人たち)の意。メンバーは、イージー・E、MC・レン、DJ・イェラ、アイス・キューブ、ドクター・ドレー、アラビアン・プリンス。当時のコンプトンは麻薬の密売が横行する危険な街。警察の取り締まりが激化し、黒人というだけで不当な制裁を加えられるような状況の中で、彼らはその現実にラップという武器をもって立ち向かった。デビューアルバム「Straight Outta Compton」は、若者を中心に大ヒット。このことが黒人差別をする警察暴力への反対運動を爆発的に加速さ

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  • 『マンガ漂流者(ドリフター)』第19回:マンガ家らしくないマンガ家・タナカカツキの仕事vol.4 - webDICE

    タナカカツキ『逆光の頃』より。単行未収録カラー。 ★vol.1はコチラから http://www.webdice.jp/dice/detail/1835/ ★vol.2はコチラから http://www.webdice.jp/dice/detail/1859/ ★vol.3はコチラから http://www.webdice.jp/dice/detail/1878/ 91年よりパルコのフリーペーパー「GOMES」にて、現在も形を変えて続いている天久聖一とのユニット『バカドリル』の連載がはじまり、ギャグマンガ家としても有名になったタナカカツキ。89年に単行『逆光の頃』を発売した以降も『りん子』を「ギガ」での連載しつつ、 青年誌に印象的な短編をいくつか発表している。いずれも『逆光の頃』で開花させた「叙情派」作品だ。これらは掲載されていた出版社がばらばらだということもあってか、93年にJICC

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    akihiko810
    akihiko810 2020/11/30
    タナカカツキの「エントツにのぼる子」
  • 楽園を見た男ジャック・マイヨールが死を選んだ理由 - webDICE

    映画『ドルフィン・マン~ジャック・マイヨール、蒼く深い海へ』の上映後トークに登壇した宮台真司さん。 映画『グラン・ブルー』のモデルとなった伝説の素潜りダイバー、ジャック・マイヨールの生涯を追ったドキュメンタリー映画『ドルフィン・マン~ジャック・マイヨール、蒼く深い海へ』の公開記念イベントが、去る12月8日にアップリンク渋谷で開催された。ゲストに登壇した社会学者・首都大学東京教授の宮台真司さんのトークの模様を以下に全文掲載する。 <社会>と<世界> ジャック・マイヨールは2001年に亡くなりました。僕の母は8歳年少で、同じ上海のフランス租界で生まれ育ちました。同じくフランス租界で生まれ育った3歳年少のJ・G・バラードのSFを読むと、眩暈に満ちた上海のカオスが分かります。豪奢なパーティ会場を出ると貧困者らが路上で凍死している。日常と非日常、現実と夢がないまぜになったそんな時空にマイヨールは育ち

    楽園を見た男ジャック・マイヨールが死を選んだ理由 - webDICE
  • 「これこそストリート・ファッション。パリ、ロンドン、ミラノ、ニューヨークがアマチュア同然にみえる」ジャマイカ文化の熱気を伝える『ロッカーズ・ダイアリー』発売 - webDICE

    Likkle Maiが出演する刊行記念トーク+上映イベント、7/9(金)渋谷アップリンク・ファクトリーで開催 (c) Ted Bafaloukos レゲエ・ムービーの金字塔『ロッカーズ』(1978年)のメガホンをとったセオドロス・バファルコス監督がその制作の現場を綴ったフォト・エッセイ『ロッカーズ・ダイアリー』が発売された。 ギリシャ生まれのバファルコスは、カメラマンとしての夢をかかえアメリカに赴き、ニューヨークでレゲエに刺激を受け、全米ツアーを行っていたボブ・マーリィと出会うことで、場ジャマイカで映画を制作することを決意する。連載第2回でご紹介する〈第3章 燃えるジャマイカ 〉は、友人のジャマイカ人とともにキングストンに旅行するチャンスを得るところからスタート。伝説のアーティスト、キング・タビーのスタジオやボブ・マーリィ宅を訪れたりといったエピソードとともに、色鮮やかなキングストンの街

    「これこそストリート・ファッション。パリ、ロンドン、ミラノ、ニューヨークがアマチュア同然にみえる」ジャマイカ文化の熱気を伝える『ロッカーズ・ダイアリー』発売 - webDICE
  • 楽園であり蟻地獄、日本最大のドヤ街大阪・西成を正面から描く"問題作"『解放区』 - webDICE

    映画『解放区』 © 2019 「解放区」上映委員会 日最大のドヤ街と言われる大阪・西成区の飛田新地やあいりんセンター、そして三角公園などでロケを敢行し、あるドキュメンタリー作家とそこに生きる人々の関係を描く映画『解放区』が10月18日(金)よりテアトル新宿、11月1日(金)よりアップリンク吉祥寺ほかにて公開。webDICEでは、元産経新聞の映画記者、藤井克郎氏による原稿を掲載する。 原稿でも触れられているように、この作品は2014年に大阪での映像制作者助成金を得られる企画の募集で助成対象となり、大阪アジアン映画祭での上映を目指して制作が開始された。しかし、完成した映画について大阪市から内容の一部修正を求められたため、映画祭での上映は中止。納得できる作品の形での上映を目指すため、最終的に太田監督は助成金60万円を市に返還した。今回、5年越しの劇場公開となる。 路上生活者が数をなす光景を目に

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  • ジョン・ウォーターズ監督「笑わせることが、他人の心を変える初めの一歩」 - webDICE

    ジョン・ウォーターズ監督 撮影:維倉みづき ロカルノ映画祭で、近代映画への貢献に対し贈られる名誉賞「Pardo d’onore」。賞が創設された1989年にイタリアの映画音楽家エンニオ・モリコーネが受賞して以降、2001年にはロバート・レッドフォードが創設しインディペンデント映画製作支援やサンダンス映画祭主催を行なっているサンダンス・インスティチュートが受賞するなど、分野や個人/団体の枠にとらわれない受賞者選出が行われている。2019年は新ディレクター、リリ・インスタンの元「大胆で厚かましく勇敢、そして笑いを以って道を拓き映画歴史を変えた」アメリカのジョン・ウォーターズ監督が受賞。ウォーターズ監督自身による選出で以下6作品が特集上映された(上映順)。 『シリアル・ママ』(1994) 『ポリエステル』(1981) 『ピンク・フラミンゴ』(1972) 『ア・ダーティ・シェイム』(2004)

    ジョン・ウォーターズ監督「笑わせることが、他人の心を変える初めの一歩」 - webDICE
  • 山本英夫『ホムンクルス』の題材となったトレパネーション、その歴史に迫る映画『ア・ホール・イン・ザ・ヘッド』 - webDICE

    字幕監修のケロッピー前田氏が語る「トレパネーション・ムーブメントは、現在も世界規模で進行中です」。7/21、22に上映+トークイベント開催。 山英夫の漫画『ホムンクルス』(小学館)で話題となったトレパネーション(頭蓋骨に穴を開ける療法)の真実に迫るDVD『ア・ホール・イン・ザ・ヘッド』が発売。リリースを記念して、字幕監修を担当したケロッピー前田氏をMCに、多彩なゲストを迎えた上映イベントが渋谷アップリンク・ファクトリーで開催される。この映画『ア・ホール・イン・ザ・ヘッド』は、1960年代から意識の覚醒のために自ら頭蓋骨に穴をあけた実践者たちの証言や、志願したジョン・レノンの顛末、さらには脳神経外科医や人類学者たちの医学的学術的分析により構成。トレパネーションどれほど広い地域の文化歴史に関わりをもってきたのかをつぶさに知ることのできる貴重な映像とエピソードを収められており、同時にカウンタ

    山本英夫『ホムンクルス』の題材となったトレパネーション、その歴史に迫る映画『ア・ホール・イン・ザ・ヘッド』 - webDICE
  • ネット時代に新聞の映画評は必要か?! 5大全国紙映画担当記者座談会|激論!東京国際映画祭と東京フィルメックスの合併はありかなしか?! - 骰子の眼 - webDICE

    第19回東京フィルメックスにて行われた国際批評フォーラムにて 2018年11月25日に閉幕した第19回東京フィルメックスにおいて、国際批評フォーラム「ラウンドテーブル:映画担当新聞記者と語る」が11月18日、有楽町朝日スクエアにて開催された。この日は東京フィルメックス・ディレクターの市山尚三さんを司会に藤井克郎さん(産経新聞)、石飛徳樹さん(朝日新聞)、勝田友巳さん(毎日新聞)、古賀重樹さん(日経済新聞)、恩田泰子さん(読売新聞)といった新聞各氏の映画担当者が登壇。インターネット以降の新聞における映画の記事の作り方や批評のあり方について活発な議論が交わされた。また後半には、先日、東京国際映画祭のブリランテ・メンドーサ審査委員長が「娯楽性とアート映画は共存しない」と発言したという報道についての各氏の持論も語られた。 ■インターネット登場以降の試行錯誤 市山尚三(東京フィルメックス・ディレク

    ネット時代に新聞の映画評は必要か?! 5大全国紙映画担当記者座談会|激論!東京国際映画祭と東京フィルメックスの合併はありかなしか?! - 骰子の眼 - webDICE
  • バウスシアター閉館を知ってすぐ電話をした「買いたいので社長に合わせてくれ」|元バウス西村さん×アップリンク浅井が語る「映画を観る楽しさを発見してもらう」試み - 骰子の眼 - webDICE

    映画『ラスト・オブ・イングランド』より、ティルダ・スウィントン アップリンクがパルコと共同で運営する新しい映画館「アップリンク吉祥寺」が2018年12月オープン。現在、いち早く「アップリンク会員」になり、映画館作りを応援してくださる方を募集するクラウドファンディングを実施している。このクラウドファンディングの応援イベントが9月24日に開催された。この日はアップリンクの原点的作品であるデレク・ジャーマン監督の『BLUE ブルー』を上映後、吉祥寺バウスシアターの元番組編成・西村協さんとアップリンク代表浅井隆が登壇。80年代のバウスシアターをめぐるエピソードやミニシアターの現状、そして映画館の未来についてトークセッションが交わされた。 バウスはごちゃまぜカルチャーの拠点だった 浅井:アップリンクは1987年に設立しましたが、ここにパンフレットを持ってきている『エンジェリック・カンヴァセーション』

    バウスシアター閉館を知ってすぐ電話をした「買いたいので社長に合わせてくれ」|元バウス西村さん×アップリンク浅井が語る「映画を観る楽しさを発見してもらう」試み - 骰子の眼 - webDICE
    akihiko810
    akihiko810 2018/10/03
    アップリンクがパルコと共同で運営する新しい映画館「アップリンク吉祥寺」が2018年12月オープン
  • 製作費捻出から衣装調達まで─奥原浩志監督が語る「中国でインディペンデント映画を作る方法」 - webDICE

    映画『黒四角』より © 2012 Black Square Film Gootime Cultural Communication Co., Ltd 『波』『青い車』の奥原浩志監督が中国で作り上げた映画『黒四角』が5月17日(土)より公開される。奥原監督は、2008年に文化庁の在外研究制度で中国に渡ったのをきっかけに、日中のスタッフを集め中国で撮影を敢行し今作を完成。2012年の東京国際映画祭でワールド・プレミア上映されたものの、尖閣諸島問題により中国スタッフ・キャストの来日が実現せず、現在もまだ中国土での公開は認められていない。『2001年宇宙の旅』のモノリスを思わせる「黒四角」の登場をきっかけに現在と過去の世界が交錯するなか、日中国の「戦争と現在」というテーマを描いた今作の製作の背景、そして現在の中国映画の実情について、奥原監督に聞いた。 文化庁の在外研究制度 まず酒飲んだりする

    製作費捻出から衣装調達まで─奥原浩志監督が語る「中国でインディペンデント映画を作る方法」 - webDICE
    akihiko810
    akihiko810 2018/02/16
    >電影学院はコネと金がないと入れないんです。受験のとき書き込む書類に「いくら寄付できるか」という項目がちゃんとある。
  • 今後も検閲を受けるつもりはない 新作『苦い銭』で出稼ぎ労働者描いたワン・ビン監督語る - webDICE

    『苦い銭』©2016 Gladys Glover-House on Fire-Chinese Shadows-WIL Productions 『鉄西区』『三姉妹〜雲南の子』『収容病棟』などの傑作で、世界のドキュメンタリー界でその新作が最も待たれる監督となっている、中国のワン・ビン監督。webDICEでは2月3日(土)より公開される最新作『苦い銭』のインタビューを掲載する。 ワン・ビン監督が今回カメラを向けたのは、浙江省湖州の衣料品工場で働くことになった労働者。それぞれの境遇を抱え、過酷な労働に勤しむ彼らは、まるでカメラが目の前に存在しないかのように、不満や困惑といった感情を露わにする。インタビューのなかで監督は「農村の労働力は都市に大量に流れ込んでいますが、そういう人の流れ、それによって起きる人々の変化をドキュメンタリーを通して理解したいと思った」と語っているが、繁栄する中国経済の底辺にあ

    今後も検閲を受けるつもりはない 新作『苦い銭』で出稼ぎ労働者描いたワン・ビン監督語る - webDICE
  • 「芸術の目的が変化を求めて闘うことなら私たちはその映画を作る」『デトロイト』キャスリン・ビグロー監督 - webDICE

    映画『デトロイト』アルジェ・モーテルに急行したことで事件に巻き込まれる料品店の警備員ディスミュークスを演じたジョン・ボイエガ © 2017 SHEPARD DOG, LLC. ALL RIGHTS RESERVED. 『ハート・ロッカー』『ゼロ・ダーク・サーティ』で知られるキャスリン・ビグロー監督が、1967年7月のアメリカ史上最大級の人種暴動のさなかに起きた、白人警官が強制尋問を行なった「アルジェ・モーテル事件」を描く『デトロイト』1月26日(金)より公開。webDICEではビグロー監督のインタビューを掲載する。 白人女性監督のキャスリン・ビグローの『デトロイト』は、黒人男性コメディアン、ジョーダン・ピール監督のデビュー作『ゲット・アウト』とコインの裏表であり、そのコインはアメリカ社会の同じ方向に投げつけられている。両者とも主義主張をストレートに演説すような映画ではなく、エンタメとして

    「芸術の目的が変化を求めて闘うことなら私たちはその映画を作る」『デトロイト』キャスリン・ビグロー監督 - webDICE
    akihiko810
    akihiko810 2018/01/09
    1967年7月のアメリカ史上最大級の人種暴動のさなかに起きた、白人警官が強制尋問を行なった「アルジェ・モーテル事件」を描く『デトロイト』
  • 僕にとって『20センチュリー・ウーマン』は本質的にパンク映画だ―マイク・ミルズ監督語る - webDICE

    映画『20センチュリー・ウーマン』 © 2016 MODERN PEOPLE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED. ゲイであることをカミングアウトした父親と息子の関係を描いた『人生はビギナーズ』そして日うつ病をテーマにしたドキュメンタリー映画『マイク・ミルズのうつの話』で知られるマイク・ミルズ監督の新作『20センチュリー・ウーマン』が6月3日(土)より公開。webDICEではマイク・ミルズ監督のインタビューを掲載する。今作は1979年のサンタバーバラを舞台に、少年と母親、そして同居する女性たちとの関係が、カーター政権やウーマンリブ、パンクロックやニューウェイブの台頭といった時代背景とともに綴られている。 インタビューでも語られているように、ミルズ監督は主人公ジェイミーに自身を投影し、彼の成長物語というスタイルを軸とし、そこにさらにシングルマザーのドロシアの生き方と192

    僕にとって『20センチュリー・ウーマン』は本質的にパンク映画だ―マイク・ミルズ監督語る - webDICE
    akihiko810
    akihiko810 2017/06/04
    1979年のサンタバーバラを舞台に、少年と母親、そして同居する女性たちとの関係が、カーター政権やウーマンリブ、パンクロックやニューウェイブの台頭といった時代背景とともに綴られている。
  • 國村隼の怪演を『哭声/コクソン』監督が絶賛「混乱もたらす聖書のイエスのような"よそ者"」 - webDICE

    映画『哭声/コクソン』©2016 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION 『チェイサー』『哀しき獣』のナ・ホンジン監督の新作『哭声/コクソン』が3月11日(土)より公開。webDICEではナ・ホンジン監督のインタビューを掲載する。 一見平和そうに見える韓国の小さな村。そこに得体の知れない日人の“よそ者”がやって来たのをきっかけに、自身の家族を殺害するという猟奇殺人が多発するようになる。映画は、捜査に乗り出したものの次第に娘や家族もその不穏な空気に巻き込まれている警察官ジョングの運命をサスペンスフルに描いている。前2作の演出力で高い評価を得たナ・ホンジン監督は今作で、のどかな田舎の風景に忍びよる恐怖を、暴力描写を極力抑え、事件を見たという女や事件の解明に協力する祈祷師といった謎多き人物たちとジョングのやりとりを通して緊迫感を生み出している。“よそ者”を

    國村隼の怪演を『哭声/コクソン』監督が絶賛「混乱もたらす聖書のイエスのような"よそ者"」 - webDICE
  • 土佐有明の(ほぼ)初日劇評 第1回:乱交パーティーを舞台にした、10人の男女の「空気の読み合い」 ポツドール『愛の渦』 - webDICE

    ただいま公演中のポツドールの劇評が読める!土佐有明のPLAYGROUND WEB編 「(ほぼ)初日劇評」が日よりスタート 岸田戯曲賞を受賞したポツドールの代表作『愛の渦』は現在公演中 (撮影:曳野若菜『愛の渦』2009年公演) ライターの土佐有明氏より、ある企画が持ち込まれた。「舞台公演の初日かゲネプロ(通し稽古)を観て、その劇評を即日アップする」というものである。公演真っ最中の劇評を読んで、もし興味があれば、すぐに劇場へ足を運べる。それは、雑誌にはないネットの即効性を活かしていると同時に、演劇をあまり知らない人に観に行きたいと思わせるきっかけづくりをしたいという土佐氏の思いが含まれている。また、今後は土佐氏主催で、若手劇作家を迎えてのトークイベントもアップリンク・ファクトリーで予定しており、それと連動する形でwebDICEで連載が始まります! 第一回 ポツドール『愛の渦』(再演) 脚

    土佐有明の(ほぼ)初日劇評 第1回:乱交パーティーを舞台にした、10人の男女の「空気の読み合い」 ポツドール『愛の渦』 - webDICE
    akihiko810
    akihiko810 2017/02/12
    岸田戯曲賞を受賞したポツドールの代表作『愛の渦』
  • 盲人マッサージ院の苛烈な愛『ブラインド・マッサージ』ロウ・イエ監督が“見えないもの”を描いた理由 - webDICE

    映画『ブラインド・マッサージ』より 中国のロウ・イエ監督が、盲人マッサージ院を舞台に苛烈な愛を描いた新作『ブラインド・マッサージ』が、2017年1月14日(土)より公開。webDICEでは、ロウ・イエ監督のインタビューを掲載する。 今回のインタビューでは、中国で20万部のベストセラー小説となったビー・フェイユィによる小説『推拿(すいな)』を、ロウ・イエ作品の常連であるチン・ハオやグオ・シャオトンといった俳優と目の不自由な役者とともに映画化することを決めた理由、そしてインディペンデントで活動を続けるロウ・イエ監督から見た中国映画界の状況が語られている。 盲人の感覚を味わうために、 映画館で目を閉じて映画を聞いてみた ──2009年の『スプリング・フィーバー』以来、南京で撮影した2目の作品ですね。 『パリ、ただよう花』の舞台はパリですが、「パリ」という都市には、旅行者が行く「美しい花のパリ」

    盲人マッサージ院の苛烈な愛『ブラインド・マッサージ』ロウ・イエ監督が“見えないもの”を描いた理由 - webDICE
  • 「これまでの作品で一番自分に近い映画」と語る『歌声にのった少年』ハニ・アブ=アサド監督インタビュー - webDICE

    映画『歌声にのった少年』より。©2015 Idol Film Production Ltd/MBC FZ LLC /KeyFilm/September Film 今年4月に日公開された『オマールの壁』のヒットが記憶に新しいパレスチナ人監督、ハニ・アブ=アサドの新作『歌声にのった少年』が、9月17日(土)から全国公開となる。 作の主人公は、紛争の絶えないパレスチナ・ガザ地区で暮らす少年。彼の夢は“スター歌手になって世界を変える”こと。仲良しの姉と二人の友だちとバンドを組み、拾ったガラクタで楽器を作り、街中で歌っていた。そして、弟の声が“最高”だと信じる姉は、「カイロのオペラハウスに出る」という目標を立てる。 この物語は、全米の人気オーディション番組「アメリカン・アイドル」の中東版「アラブ・アイドル」に出場し、2013年の“アラブ・アイドル”に輝いた、ムハンマド・アッサーフの実話である。ア

    「これまでの作品で一番自分に近い映画」と語る『歌声にのった少年』ハニ・アブ=アサド監督インタビュー - webDICE
  • プロデューサー・吉武美知子さんが語る黒沢清監督『ダゲレオタイプの女』の作り方 - webDICE

    映画『ダゲレオタイプの女』 © FILM-IN-EVOLUTION - LES PRODUCTIONS BALTHAZAR - FRAKAS PRODUCTIONS - LFDLPA Japan Film Partners - ARTE France Cinema 黒沢清監督が、オールフランスロケ、全編フランス語で完成させた『ダゲレオタイプの女』が10月15日(土)より公開。webDICEでは、作のプロデュースを務めた吉武美知子さんのインタビューを掲載する。深田晃司監督の『淵に立つ』同様、フランスの映画助成システムを利用しての製作作品だ。フランス、ベルギー、日の合作となる今作の制作の経緯、フランスの助成金システムなどについて、マルセイユで新作映画撮影中の吉武さんに、制作の経緯をはじめフランスのプロデューサーのスタンス、そしてヨーロッパの助成金システムについてスカイプで話を聞いた。 フラ

    プロデューサー・吉武美知子さんが語る黒沢清監督『ダゲレオタイプの女』の作り方 - webDICE
    akihiko810
    akihiko810 2016/10/16
    黒沢清監督が、オールフランスロケ、全編フランス語で完成させた『ダゲレオタイプの女』 、制作の経緯をはじめフランスのプロデューサーのスタンス、そしてヨーロッパの助成金システム
  • 若き僧侶の祈祷の旅を追ったドキュメンタリー『Fragment』佐々木誠監督インタビュー - webDICE

    今回ドキュメンタリー『Fragment』が2008年8月25日にDVD発売される。さらに発売記念特別上映として、ダライラマへの取材とチベットの美しい風景と人々の暮らしを描く、ドキュメンタリー『チベットチベット』との併映、両監督によるトークショーイベントがアップリンク・ファクトリーで8月26日(火)に開催される。そこで、『Fragment』の監督、佐々木誠氏にこの映画について訊いてみた。 ── この映画を創り始めたきっかけを教えてください。 「9.11」です。それまで映像は仕事でしか制作してきませんでした。自主制作第一弾作品が『Fragment』でもあります。ちょうど「9.11」の前後にNYと東京で同時進行で行うライブパフォーマンスのプロジェクトの映像の仕事をしていたんですが、あの事件が起きて急遽中止になってしまったんです。そのときにスタッフや出演者が動揺している様子を、はじめて仕事ではなく

    若き僧侶の祈祷の旅を追ったドキュメンタリー『Fragment』佐々木誠監督インタビュー - webDICE
    akihiko810
    akihiko810 2016/09/05
    911を転機に日蓮宗100日荒行