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ブックマーク / cinema.ne.jp (32)

  • 『かがみの孤城』原恵一監督インタビュー 「居場所がないのは当たり前」と教えてあげたい | CINEMAS+

    2022年12月23日より、辻村深月によるベストセラー小説を劇場アニメ化した『かがみの孤城』が公開される。 監督を手がけたのは、『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲』や『河童のクゥと夏休み』で知られる原恵一。どのように作に向き合ったのか、どのようにエモーショナルな演出が生まれたのか。そして、優しい視点で作品を見つめていたことがわかる、インタビューをお届けしよう。 ©菊池修 「職人監督」に徹した作品に ーー映画『かがみの孤城』を手がけたきっかけを教えてください。 原恵一(以下、原):今回は完全に依頼された仕事で、『はじまりのみち』でもご一緒した松竹のプロデューサーから、「この原作はアニメで」と要望があったからですね。そこから、今回は「職人監督」「アニメ映画請負人」に徹しようと思いました。 ーー映画の後に原作を読んでみたのですが、原作のエッセンスを見事に抽出してい

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  • 【全力解説】『窓ぎわのトットちゃん』今すぐ映画館に駆け込んで観るべき理由 | CINEMAS+

    ▶︎『窓際のトットちゃん』画像を全て見る 一生のお願いです。今すぐアニメ映画『窓ぎわのトットちゃん』の劇場情報を確認し、観に行ける時間を予約して、映画館に駆けつけてください。 なぜなら、この『トットちゃん』は2023年というこの年に限らず、すべてのアニメ映画、いやすべての映画の中でも頂点に位置する、大・大・大傑作だからだ。 現在映画.comで4.0点やFilmarksで4.1点を記録するなどレビューサイトでの評価ももちろん高く、公開から1週間をかけてX(Twitter)で絶賛の声がたくさん投稿され続け、幾度となくトレンド入りしている。これからずっと、名作として語られることも間違いない。 原作は1981年に出版された黒柳徹子による日の自伝的物語で、世界35ヶ国で翻訳され、全世界累計発行部数が2500万部を突破している大ベストセラー。劇場にはご年配の方が多く訪れている印象だったが、その原作を

    【全力解説】『窓ぎわのトットちゃん』今すぐ映画館に駆け込んで観るべき理由 | CINEMAS+
  • 俳優・河合優実と映画監督・山中瑶子が語り合う──『あみこ』が変えた、わたしたちの人生。 | CINEMAS+

    2023年の2月にCINEMS+で公開したシリーズ「人生を変えた映画」の俳優・河合優実さんのコラムが話題となった。そこに綴られていたのは山中瑶子監督のデビュー作で、2017年のぴあフィルムフェスティバル(以下、PFF)で入選された映画『あみこ』について。まだ「俳優・河合優実」になる前の高校生の人生を変えた映画だった。 今回はCINEMS+とPFFのコラボレーション企画として、河合優実と山中瑶子の対談をお届けする。久しぶりに対面した二人は、あみこが公開された当時のお互いの話に花を咲かせていく。まだ十代の映画監督がPFFを目指して生み出した『あみこ』を巡る、若いパッションがさまざまな人生を突き動かす──。 注目の新人監督、山中瑶子が19歳から20歳にかけて初めて制作した長編作品。この映画でPFFアワード2017で観客賞を受賞。その後、ベルリン国際映画祭、香港国際映画祭など海外映画祭にも出品さ

    俳優・河合優実と映画監督・山中瑶子が語り合う──『あみこ』が変えた、わたしたちの人生。 | CINEMAS+
  • 『セフレの品格』城定秀夫監督インタビュー 「そういう人たちもいるんだよ」が伝わればいい | CINEMAS+

    湊よりこ原作の人気レディースコミックを実写映画化した『セフレの品格(プライド)』は2部作で構成され、『初恋』が7月21日より公開中、『決意』が8月4日(金)に公開となる。 物語は36歳のシングルマザーの森村抄子(行平あい佳)が、高校の同窓会で産婦人科医となった初恋の相手の北田一樹(青柳翔)と再会し、誘われるまま身体を重ねた後、「セフレ」として身体だけの関係を楽しもうと提案されることから始まる。 ここでは『アルプススタンドのはしの方』や『女子高生に殺されたい』などで話題を集める城定秀夫監督へのインタビューをお届けしよう。 戸惑いや嫌悪感にも自覚的 ――まず、率直に申し上げて、感動しました! 観る前は原作も知らないまま「セフレの品格」というタイトルだけを見て、完全な偏見で「ええ……?」な感じになっていたのですが、いつしか愛おしいキャラクターみんなの幸せを願うようになり、『決意』のクライマックス

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  • 【最速レビュー】『君たちはどう生きるか』史上もっとも難解な、宮﨑駿監督の集大成 | CINEMAS+

    ©2023 Studio Ghibli ▶︎『君たちはどう生きるか』画像を見る 事前に情報も映像も明かさない「宣伝をしない宣伝」で話題を集める、宮﨑駿監督作『君たちはどう生きるか』がついに公開された。ここでは、最速レビューをお届けしよう。 [※記事は広告リンクを含みます。] 関連記事:宮﨑駿監督作『君たちはどう生きるか』確定している「10」の事実と「4つ」の噂 関連記事:『君たちはどう生きるか』がわかりやすくなる「8つ」の考察 第一印象:わけがわからない結論から申し上げれば、ヤバい。わけがわからない。いや、事前に「冒険活劇ファンタジー」と銘打たれていた通りのエンターテインメントとして楽しめる枠組みは十分に備えているし、最低限の説明が必要なところは説明もされているはずなのに、一度観ただけでは理解できない箇所があまりに多かった。 設定や物語を深く読み込むためには、観た後にさまざまなシーンを反

    【最速レビュー】『君たちはどう生きるか』史上もっとも難解な、宮﨑駿監督の集大成 | CINEMAS+
  • 「そんなことまで話すの?」ファンが支えるラジオアプリ「GERA」が楽しすぎる | CINEMAS+

    テレビやYouTube、動画配信サービス…さまざまなメディアが多角化する中で、今、改めて注目を集めているのが音声コンテンツだ。 今回は、その中でも芸人のラジオに特化したラジオアプリ「GERA」を紹介。 錦鯉やラランド、ヒコロヒーといったTVでも活躍中の人気芸人たちは「GERA」という場で、何を話しているのか。注目の7番組をピックアップ! お笑い芸人特化ラジオアプリ「GERA」とは 「GERA」とは、株式会社ファンコミュニケーションズが運営しているお笑い芸人特化ラジオアプリのこと。 今年で2周年を迎え、M-1グランプリやキングオブコントなどの賞レース、その他のテレビ番組で活躍されている芸人たちを始め、ライブシーンで活躍している芸人たちが配信中。 基的に法人の広告収入に頼らず、スポンサーはリスナー個人のため、芸人たちが比較的自由に番組を配信しているのが、他にはないポイントだ。 そんな「GER

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  • 『アイの歌声を聴かせて』あの謎がついに解けた?吉浦康裕監督単独ロングインタビュー! | CINEMAS+

    アニメ映画『アイの歌声を聴かせて』が公開中だ。作の見所や口コミでの広がりは、以下の記事を参考にしてほしい。 【関連記事】『アイの歌声を聴かせて』が大傑作である5つの理由|過去最高の土屋太鳳が爆誕! 【関連記事】SNSで広がる『アイの歌声を聴かせて』の感動!ミュージカルアニメ映画史上最高の名作を絶対に今週末に観てほしい理由 【関連記事】『アイの歌声を聴かせて』絶大な口コミ効果で映画館の最大箱の割り当ても!全ての人におすすめできる理由がこれだけある! 公開から1ヶ月がすぎた12月現在も、劇場では口コミによる動員を受けて特別な措置をしている。 ・川崎チネチッタでは岩波音響監督監修の「LIVEZOUND」上映が継続 ・池袋グランドシネマサンシャインでは次世代の映画館フォーマット「BESTIA」上映が実施 ・イオンシネマ幕張新都心では「ULTIRA」上映が復活 ・イオンシネマ海老名では「THX」上

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  • 「マリオの映画」を“移民の物語”として読み解く | CINEMAS+

    ▶︎『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』画像を全て見る ある時は冒険家(「スーパーマリオブラザーズ」)、ある時は医者(「ドクターマリオ」)、ある時はビルの解体屋(「レッキングクルー」)、ある時はカーレーサー(「スーパーマリオカート」)、ある時はプロゴルファー(「ゴルフJAPANコース」)、ある時は審判員(「テニス」)……。 ゲームの世界で最も有名なキャラクターの1人マリオは、ニンテンドー・ワールドで様々な顔を見せてきた。これだけジョブチェンが激しいゲームキャラも稀だろう。 そして今回の『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』では、弟のルイージと配管工事を始めたばかり、という設定になっている。これは、マリオシリーズ第1作目にあたる「マリオブラザーズ」が、下水道の駆除に悪戦苦闘する配管工という設定だったことに因んだものだろう。 筆者が非常に興味深く感じたのは、マリオがニューヨークのブル

    「マリオの映画」を“移民の物語”として読み解く | CINEMAS+
  • 新海誠の言う「日本のアニメ映画が別のフェーズに入った」とはどういうことなのか? | CINEMAS+

    少し前に、新海誠監督がこんなことをツイートしていました。 国内で興収100億を超えた作品で、海外一国がそれをさらに上回るというのは史上初です。また『すずめ』は、全ての日映画の中で海外興収一位となりました。 個人的には、日のアニメーションの世界興行が別のフェーズに入ったと実感しています。これまで他の様々な作品が積み上げてきたことの成果でも https://t.co/eAhymLonIC — 新海誠 (@shinkaimakoto) April 17, 2023すずめの戸締まり』の中国での興行収入が日国内のそれを上回ったことを受けてのツイートですが、ここで監督は「日のアニメーションの世界興行が別のフェーズに入った」と指摘しています。 これは、極めて重要な指摘だと筆者は思います。日アニメが世界で人気だということは国内でも知られるようになりましたが、ここ数ヶ月は『すずめの戸締まり』や

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  • 是枝監督らが設立を求める日本版「CNC」とは?|映画界にもサステナビリティを | CINEMAS+

    2022年6月14日、是枝裕和監督や深田晃司監督ら、映画監督有志7人が記者会見を開き、日映画の持続可能性のための組織「日版CNC」の設立を求めました。 CNCとは、フランス映画産業を下支えする組織「国立映画映像センター」のこと。この組織は多くの年間予算を持ち、企画開発から製作費予算の助成、配給やプロモーション助成、さらに映画館運営も援助し、多方面で映画産業を支えている組織です。 是枝監督らは、低賃金労働問題やハラスメントなど日映画業界が抱える様々な問題を構造から変えていくためにこの組織の立ち上げを映画業界に求めていくことを目指して、権利なき社団「Action4Cinema/日版CNC設立を求める会」を立ち上げ、すでに日映画製作者連盟(映連)や、経産省などと話し合いの場を持ち、研究・勉強しながら今後も様々な関係団体に提言を行っていくとのことです。 映画ファンの中には会見のニュース

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  • アニメ映画『BLUE GIANT』が全細胞を沸き立たせる大傑作である「5つ」の理由 | CINEMAS+

    お願いがあります。今すぐ『BLUE GIANT(ブルージャイアント)』の劇場情報をチェックし、観に行ける上映回を予約し、映画館に足を運んでください。 [※記事は広告リンクを含みます。] ▶︎『BLUE GIANT』を観る 前置き:今すぐ予約して、映画館で観なければならない理由 なぜなら作はアニメ映画、青春映画音楽映画、それぞれのジャンルの歴史をまるごと塗り替える大傑作だからだ。それは、レビューサイトのFilmarksと映画.comで4.3点の高評価(記事公開時)、そして連日のSNSでの絶賛の嵐が証明している。 しかも作は、ありとあらゆる映画の中でも、トップクラスの絶対に映画館で観るべき作品でもある。映画館で観てこその興奮や熱狂、いや二度とはない「最高の映画体験」がある。そして超絶高評価であることは『RRR』や『トップガン マーヴェリック』とも一致している。 しかも、観る人を選ばない

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  • 話題作に続けて出演する俳優・河合優実を映画の世界へといざなった運命の一本 | CINEMAS+

    映画が誰かの人生に大きな影響を与えてしまうことがある。鑑賞後、強烈な何かに突き動かされたことで夢や仕事が決まったり、あるいは主人公と自分自身を重ねることで生きる指針となったり。このシリーズではさまざまな人にとっての「人生を変えた映画」を紹介していく。 今回登場するのは河合優実さん。2019年のデビュー以来、数々の話題作に出演する最も注目すべき俳優の1人。そんな彼女は、あるきっかけで俳優を志すことを固く決意し、直後に出演作を得た。運命ともいえる、河合さん平成最後の夏とは。 ■「人生を変えた映画」をもっと読む 【インタビュー】俳優・河合優実と映画監督・山中瑶子が語り合う──『あみこ』が変えた、わたしたちの人生。 『あみこ』 注目の新人監督、山中瑶子が19歳から20歳にかけて初めて制作した長編作品。この映画でPFFアワード2017で観客賞を受賞。その後、ベルリン国際映画祭、香港国際映画祭な

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  • 『すずめの戸締まり』新海誠監督の優しさが沁みる「10」の考察 | CINEMAS+

    ▶︎『すずめの戸締まり』画像を全て見る すずめの戸締まり』は、新海誠監督の「使命」、そして心に沁みる「優しさ」をとても強く感じる作品だ。 細かい描写や小説版の記述、物語の結末を鑑みればみるほどに、そのことがよくわかる。その理由を、編で「これってどういうこと?」と多くの人が疑問に思う部分に筆者独自の解釈を示しつつ、ネタバレ全開で「こうなのかもしれない」という解説・考察をしていこう。 【関連記事】『すずめの戸締まり』が新海誠監督の「到達点」である「3つ」の理由 ※記事は『すずめの戸締まり』の内容・結末ならびに、小説版の一部のネタバレ、また入場者プレゼントの「新海誠2」の一部の内容に触れています。作品観賞後にお読みいただくことをお勧めします。 1:鈴芽が標準語で話している理由は? 鈴芽は4歳の時に、叔母の環に「うちの子になろう」と言われて、九州の宮崎県に移り住んだ……はずである。しかし、環

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  • 『かがみの孤城』の原恵一監督をもっと知りたい!実写からアニメまでおすすめ“5選” | CINEMAS+

    ▶︎『かがみの孤城』画像を見る 12月23日(金)より劇場アニメ『かがみの孤城』が公開中だ。 辻村深月の小説を原作とした作は、時に穏やかに、時に鮮烈に心情を綴る、細やかな演出が見所のひとつ。学校に居場所をなくして部屋に閉じこもっていた中学1年生の少女が、鏡の世界の城で6人の少年少女と出会い交流をしていく過程が優しく、はたまたシビアにも描かれていた。特に小中高生の若い方に、ぜひ劇場で観てほしいと心から願う。 監督は『ドラえもん』『エスパー魔美』『クレヨンしんちゃん』の劇場版でも知られる原恵一。特に『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』と『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』の2作はアニメ映画史、いや日映画史に名を残す、大人が感涙する大傑作として名高い。 そんな原恵一監督はアニメ映画監督でありながら、実写作品からの影響も強い作家だ。劇場版『クレヨンしん

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  • 白石和彌・西島秀俊『仮面ライダーBLACK SUN』対談|バイク秘話から変身への想い、お気に入り怪人までたっぷりと語る | CINEMAS+

    ▶︎記事の画像を全て見る 仮面ライダー生誕50周年記念プロジェクトのひとつとして制作された『仮面ライダーBLACK』(1987年)のリブート作『仮面ライダーBLACK SUN』が、プライム・ビデオにて配信中。監督は『凶悪』『孤狼の血』シリーズなどで知られる白石和彌氏、仮面ライダーBLACK SUN/南光太郎役は西島秀俊、仮面ライダーSHADOWMOON/秋月信彦役を中村倫也が演じ、日中の仮面ライダーファンの注目を集めている。そこで、白石監督と主演の西島秀俊さんに撮影秘話や見どころを聞いた。 ▶︎記事の画像を全て見る ——西島さんを光太郎役に起用した狙いは? 白石和彌監督(以下、白石):50周年企画ということで、物語も50年にわたる展開を考えました。その50年の時を刻んだ奥深さを感じさせてくれることと、寡黙な光太郎の内に秘めた思いを、西島さんならその立ち姿だけで表現できると思ったので、

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  • 映画『神は見返りを求める』吉田恵輔監督インタビュー「いつだって愛を描きたい」 | CINEMAS+

    >>>記事の画像を全て見る(独占写真7点、提供写真5点) 主演・ムロツヨシ、共演・岸井ゆきのの布陣で送る映画『神は見返りを求める』が6月24日(金)に公開される。ムロツヨシ演じる主人公“神のように優しい男”田母神と、岸井ゆきの演じる“底辺YouTuber”ゆりちゃんの物語。ともに同じ夢を志すふたりが、とあるきっかけで豹変する様に目が引きつけられる。 作を手がけた吉田監督いわく、この映画のテーマは「見返りを求める男と、恩を仇で返す女」。構想のきっかけや、役者・ムロツヨシと岸井ゆきのの魅力についてお話を伺った。 吉田監督が「YouTuber」を通して描き出したリアル >>>記事の画像を全て見る(独占写真7点、提供写真5点) ――まず、作で大きく「YouTuber」を取り上げたきっかけについて教えてください。 吉田恵輔監督(以下、吉田):映画『空白』(2021)の脚を書いたあとだったの

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  • 『シン・ウルトラマン』面白い、だが賛否両論を呼ぶ「5つ」の理由 | CINEMAS+

    >>>『シン・ウルトラマン』画像を全て見る(8点) 映画シン・ウルトラマン』が2022年5月13日より劇場公開中だ。 初めに申し上げておくと、作はとても面白い。まずは完全にネタバレなしで、掛け値なしに賞賛できるポイントを記していこう。 賞賛ポイント1:ウルトラマンファンにもそうでもない人も楽しめる内容に 『シン・ウルトラマン』は『シン・ゴジラ』との共通点が多く、面白さの方向性も似ている。特に作劇と編集のテンポが早く、矢継ぎ早な会話で情報が繰り出される点は多くの人が連想するだろう。その点でも映画館という集中できる環境で観る意義があるし、1回観ただけでは全てを拾いきれないため、何度でも観たくなる。 難しい言葉が多いため未就学児〜小学校低学年ごろのお子さんには向かないのでは、という懸念はあるものの、「人類がウルトラマンに初めて遭遇する」様から面白く描かれていて、何よりエンターテインメント性を

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  • 『竜とそばかすの姫』解説|細田守作品が賛否両論になる理由が改めてわかった | CINEMAS+

    >>>『竜とそばかすの姫』画像を全て見る(13点) 『竜とそばかすの姫』は劇場公開からわずか3日間で、動員数60万人、興行収入8億9000万円に到達する大ヒットを遂げた。 まず、作は絶対に映画館の大スクリーンで観る価値がある。ネット空間の仮想世界〈U〉の広大さ、ダイナミックなアニメの表現、エモーショナルに炸裂する煌びやかな演出など、細田守監督およびスタジオ地図はもちろん、『ウルフウォーカー』(20)のトム・ムーアやロス・スチュアートなど、国内外の一流クリエイターが集結したからこそのアニメーションの力を思い知らされた。世界中で人気になることに説得力を持たせた楽曲と、中村佳穂の歌唱力も圧巻の一言。そのクオリティを世界最高峰と認めるのはやぶさかではない。 だが、細田守監督は国民的なアニメ映画監督となった一方で、作品には極端なまでの賛否両論が渦巻く作家でもある。今回の『竜とそばかすの姫』は「細田

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  • アニメ「平家物語」大胆かつ忠実な映像化で見える魅力

    >>>「平家物語」画像を全て見る(19点) 『聲の形』(16)や『リズと青い鳥』(18)などで知られる山田尚子監督の最新作が、サイエンスSARU制作の「平家物語」であることに注目が集まっています。 作は、2022年の1月からテレビ放送が開始となりますが、フジテレビ・オンデマンド(FOD)で、9月16日から独占先行配信されています。「平家物語」は日人のほとんどがその名を知る古典の名作ですが、今回のアニメ作品が原作としているのは、古川日出男さん訳による現代語版です。 京都アニメーションで数々の傑作を監督した山田監督が、それ以外の会社と初めて組んで、日人の心象に深く刻まれたこの物語をどう描こうとしているのか、原作と映像を比較しながら考えてみたいと思います。 >>>【関連記事】<考察>アニメ「平家物語」と『この世界の片隅に』で紐解く“祈り”の継承 >>>【関連記事】アニメ「平家物語」歴史に詳

    アニメ「平家物語」大胆かつ忠実な映像化で見える魅力
  • ドキュメンタリーで辿るザ・ビートルズの歴史 | CINEMAS+

    ビートルズ。その存在に魅了された人々は数知れない。 かく言う私も、そんな人物の一人である。 彼らの解散から約30年後に生まれた筆者は過去の記録映像から痕跡を辿り、その輝かしき功績を追ってきた。 現在、絶賛公開中の映画『ザ・ビートルズ Get Back: ルーフトップ・コンサート』も、そんな作品群の一つだ。 作では、晩年のビートルズが行った伝説のパフォーマンス"ルーフトップ・コンサート"を映画館の大画面で追体験することが出来る。 なぜ、解散から50年が経った今もなお、彼らのドキュメンタリー映画は作られ続けるのだろうか。 そして、彼らの何が多くの人々(筆者を含め)を惹きつけるのだろうか。 今回は、ビートルズが現代に与えた影響を踏まえ、過去に制作されたドキュメンタリー作品を追いかけることで、その魅力を紐解いていきたい。 【関連記事】ビートルズをめぐる映画6選+α! 【関連記事】ビートルズの曲を

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