青春アニメーション『がんばっていきまっしょい』花火の生音、光源のもたらす空気感など“細部に神を宿した”作品の奥行/櫻木監督インタビュー 自然豊かな愛媛・松山を舞台に、ボート部に青春をかけた女子高校生たちの成長を瑞々しく描いた青春小説の傑作『がんばっていきまっしょい』(幻冬舎文庫/原作:敷村良子)が、ついに初の劇場アニメーションとなりました。 本記事では、ひたむきに部活に打ち込む若者の姿をどのように表現したのかを櫻木優平監督に伺ってみたいと思います。 櫻木優平(監督・脚本) 多数の映像プロダクションでのCGアニメーション制作を経て、『花とアリス殺人事件』(岩井俊二監督)でCG ディレクターを担当し、『新世紀エヴァンゲリオン』のスピンオフ作品『新世紀いんぱくつ。』で監督デビュー。 三鷹の森ジブリ美術館短編『毛虫のボロ』(宮崎駿監督)の CG ディレクターとして、NHK スペシャル『終わらない人