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ブックマーク / katokitiz.hatenablog.com (15)

  • ぼくが思うボブ・ディランのすごいところ - シン・くりごはんが嫌い

    仕事を終えた21時半頃になる。スマホの画面を見たら父からメールが届いていることが通知されていた。件名は「ボブ・ディラン」だった。 滅多にどころか、片手で数えるくらいしかメールをしたことがない父である。CD貸してくれ程度のことなら帰ってからでもいいのにと文を開いたら「ノーベル文学賞受賞」と書かれていた。ぼくはそこでボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞したことを知った。 もちろんニュース番組はトップでこの話題を取り上げた。なんといってもミュージシャン初の快挙である。しかし『風に吹かれて』の歌詞が紹介されてばかりで、受賞した理由である「アメリカ音楽において新しい詩の表現を創造した」という部分をしっかり説明している番組は皆無だった。もちろん受賞自体にピンときてない方も少なくないはずだ。 そこで、今回、せっかくなので、ぼくなりにいままでなんとなく「ボブ・ディランすげえな」と思ってたところをツラツ

    ぼくが思うボブ・ディランのすごいところ - シン・くりごはんが嫌い
    akihiko810
    akihiko810 2016/10/14
    『見張塔からずっと』が聖書引用の革命の歌だとは知らんかった
  • 演劇のえじき『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド・オブ・ザ・ワールド』 - シン・くりごはんが嫌い

    『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド・オブ・ザ・ワールド』をレンタルDVDで鑑賞。いわゆる後編。いいかげんほとんどの人が観てると思うのでネタバレします。 「うそだろ?」と言われるかもしれないがマジでおもしろかった。しかも観た人全員が怒り狂ったであろう、前半の50分が特に。理由は至極単純。演劇調で『死霊のえじき』をしていたからである。 『死霊のえじき』はゾンビ映画の始祖、ジョージ・A・ロメロのゾンビ三部作のフィナーレをかざる作品だ。もうすでにゾンビに覆いつくされてしまった世界のなか、地下の軍事基地にこもって生き延びた集団にスポットがあたる。特に『死霊のえじき』はゾンビを相手に暴れまくるというサバイバルアクションは少なめで、人間同士の争いがほぼ全編にわたって繰り広げられるというのが特徴。ゾンビを科学的に研究しはじめたりして、説明的なものが入り、全体的には地味。「ロメロのゾンビ三

    演劇のえじき『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド・オブ・ザ・ワールド』 - シン・くりごはんが嫌い
  • 型破りな演出そのものが立川流『赤めだか』 - シン・くりごはんが嫌い

    ちょー遅ればせながらTBS年末ドラマスペシャル『赤めだか』を観た。 立川談春の同名エッセイの映像化。師匠、立川談志との出会いから前座時代の厳しいエピソードなどを描き、これを落語のバックステージものではなく、あくまで触れ込み通り、青春グラフィティとしてさわやかに活写していく。 あの立川談志をかつて弟子だったビートたけしが演じ、談春を二宮和也が演じる。ほかにも北野組常連の寺島進、岸加世子、落語に精通しているさだまさしや談志からたけしに師匠を変えたダンカンなど、全体的に分かってるキャスティング。 落語の話だろくらいに思って見はじめたのだが、開始5分で傑作を確信した。中心だけクッキリしており、まわりはピンぼけてる映像、めまぐるしくチャカチャカしたカット割り、たけし演じる談志も北野映画同様、バカヤローコノヤローの応酬であり、全体にテンションは高め。印象的なセリフや脚注すらも画面に大写しにし、あとは

    型破りな演出そのものが立川流『赤めだか』 - シン・くりごはんが嫌い
    akihiko810
    akihiko810 2016/02/25
    春風亭小朝や中村勘九郎役の息子がチョイ役で出てたり面白かった
  • ツービートの元ネタはミヤコ蝶々?『たけしの“これがホントのニッポン芸能史”』 - シン・くりごはんが嫌い

    BSプレミアムで放送された『たけしの“これがホントのニッポン芸能史”』がものすごくおもしろかった。今まで観てきたお笑いの番組でもトップクラスだったといっていい。 ビートたけしを博士、所ジョージを助手とした芸能史についての番組でテーマは漫才。冒頭でたけしが「芸能史ってのはあんまり知られてないんだよ。一部の芸能評論家がなんか書いてるけど、そんなに正しくないぞと、現場にいたオレがだな、徹底的に教えようと。みんなが思ってる漫才の歴史はつまらない。今回は私の独自の解釈でホントの漫才の歴史をおしえてあげよう!(一部略)」と言っていたが、Twitterやブログで誰でもお笑いのことを独自の感性で分析することが増え、それが目に付くようになった今、改めて歴史というものを学べ、そうすればもっとおもしろくなると言ってるようにも思えた。 まるで学校の授業のように展開され、お笑いには教科書がないとよく言われているが、

    ツービートの元ネタはミヤコ蝶々?『たけしの“これがホントのニッポン芸能史”』 - シン・くりごはんが嫌い
  • 『仮面ライダーW』を全話観た - シン・くりごはんが嫌い

    子供の頃から日曜の朝に放送しているようなアニメや特撮モノを観るという習慣がなかったので、ずーっとスルーしていたが、レイモンド・チャンドラーと『探偵物語』が大好きだといったら後輩(@Gung_hoo_Guns)が「探偵を主人公にした仮面ライダーがあるんですよ」とおすすめしてくれてて、それだけは頭の片隅にあった。 月日は流れ、縁あってTwitterでやりとりさせていただいてる漫画家の二ノ宮知子さんとたまたま仮面ライダーの話題になり*1、「実は後輩からおすすめされてるんですよー」と書いたら「無料配信中だからすぐ見て」とプッシュされ「まぁ無料でしかもネットで観れるなら……」という軽い気持ちで観ることにした。 そうしたら、これがおもしろいのである。 最近、映画を観るテンションではないというのもあったが、日の土壌にピッタリあったアクションモノとして肩の力を抜いて観られるのが良い。だからといってお決ま

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  • 木村多江がドランクドラゴン塚地武雅のことを好きすぎる件 - シン・くりごはんが嫌い

    俳優がバラエティ番組に出てきて好感度が上がることが多々ある。 『アメトーーク』にて「番宣をさせてやってるバラエティが偉いのか?それとも番宣じゃないと出てくれない俳優さんがわざわざ来てくれるのが偉いのか?」というのがネタになったが、最近はバラエティ耐性の高い俳優さんが増えてきたこともあって、変にスターぶられたり「私、女優ですオーラ」を出されるよりもかえって好感をもってしまうケースがあったりする。 昨日の『櫻井有吉アブナイ夜会』に出た木村多江もそのひとりだった。 企画自体は私生活に密着し、それをみんなで観てつっこむというものだったが、そのなかで「ドランクドラゴンの塚地さんが大好きなの。今年初夢が塚地さんだったの、私はじめて一目惚れしたんだよね」と言いだしたのをきっかけに、サプライズで人が登場。 木村多江といえば、日一着物が似合う艶っぽい女優さんである一方、日一不幸な役が似合うと言われるほ

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    akihiko810
    akihiko810 2015/02/15
    「番宣めんどくせー」感がそれより凄いのが上野樹里。いつだったか、「いいとも特番」で皆笑顔作ってるのに、全く番組に参加する素振りもなくて、こいつ大物だと思った。いや、大好きですけど
  • 「めちゃイケ」ナンパ企画の元ネタ『テレクラキャノンボール2013』 - シン・くりごはんが嫌い

    『テレクラキャノンボール2013』を観た。 ぶっちゃけ、タイトルもその内容もまったく知らなかったんだけど、今年のはじめに『劇場版テレクラキャノンボール2013』という文字がTwitter上に散見され、そのときは「へぇ、そんな映画あるんだー」くらいにしか思わなかったが、あの「めちゃイケ」にそのフォーマットがパロディ化されるなど、実は人気のシリーズであり、劇場版として公開されるくらいなんだからよっぽどなんだろうなぁと思って興味が湧いた。そうしたら、このシリーズが大好きな新潟の映画小僧であるまこーくん(@Makotoucc)が「DVD持ってるから貸しますよ」といってくれたので、最高傑作と謳われてる『テレクラキャノンボール2009』と共に借りて観ることができた。どうもありがとう。 分からない人のために説明しておくと「テレクラキャノンボール」とはあの“キャノンボール”をモチーフに製作された企画モノの

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  • これ、ホントに良い「曲」か? - シン・くりごはんが嫌い

    MステやらこないだのSONGSなんかで話題になってる、おじいさんが病気で倒れて、それをおばあさんが介護して人生振り返るみたいな歌。 映像で観てたけど、ほぼほぼ聴きながす感じでそこまで気にも止めてなかったのだが、おかんが「知ってるか?」と言いだしたこともあって(ぼくの両親はサブカルに対する興味とそれを汲み取る感性が一般人以下ということもあって、この人たちがやんやいいだすとマニアックな層以外にも届いてるんだなという指標になっている)、ちゃんと聴いてみた。 これ、そんなに良い曲か? いやいや、ちょっと冷静になってくれ。「みんなのうた」のアニメや、その“泣かせる”歌詞に引っ張られてないか?仮にこの曲がそこまで知られてないとして、スーパーのBGMのように「歌は入ってないがメロディはしっかり流れるインスト」みたいなバージョンで聴いたとしよう。足を止めて「なに?この良い曲!」となるだろうか? じゃあ、歌

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    akihiko810
    akihiko810 2014/09/08
    When I'm Sixty-Fourの訳詩(公式の歌詞カード)は、「僕が64歳になっても食べさせて(feed)くれるかい? 」だが誤訳。このfeedは「ご飯を作る」の意味
  • 『ソナチネ』はビートたけしの実体験が元になっていた!? - シン・くりごはんが嫌い

    1月27日に放送された「日曜ゴールデンで何やってんだテレビ」がすごくおもしろかった。 第一回目の放送は石橋貴明相手に、元テレのフリップ毒舌芸をそのまんまやっていて*1、そのくだらなさ/変わらなさに感動を覚えたが、その後、若手のコント師にお題を与え、3時間でコントを作ってもらうという企画がメインになり、それを見てビートたけしが評するという、どっかで見たような緩い番組になってしまった。 ところが、今回は芸人・ビートたけしの足跡(そくせき)を石橋貴明と共に追うというもので、ゲストは島田洋七。ふたりが漫才ブームのときによく遊んだという六木のお店をめぐり、そこでの思い出話に華を咲かせる待ってましたの神企画。バブル全盛期だったこともあり、とんでもない金の使い方をしていたというエピソードなど、非常に興味深く拝見した。 その中で、フライデー襲撃事件の話になり、事件後の約半年、判決が出るまでたけしは何をし

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  • ドラマ『リーガル・ハイ』がすごくおもしろかった件 - シン・くりごはんが嫌い

    昨年大変話題になり、新潟では年末年始に再放送された『リーガル・ハイ』を観た。 新年早々映画も観ず、ブログの更新も滞っているのは年末年始に各局で放送された特番を片っ端からやっつけていたからであり*1、もはや5時間スペシャルなどが当たり前になりつつあるこの昨今。見続けた先に何も残らないと分かりつつ、せっかく録画したんだからと4日前くらいまで、延々と見続けていた。ブルーレイに焼きつつ、HDDも整理して、ようやく腰を据えて映画でも観ようと思ったが、一気に全話録画した『リーガル・ハイ』をあとで観るようにHDDに残しておくべきか、それともCMを抜いてブルーレイに焼くべきか悩み、結局一話だけ観てから決めようと思ったのだが、これがすんごくおもしろく、結局二日間かけて全話観てしまった。ドラマはほとんど観ることがないので*2、他と比べられないのだが、2012年度の人気ドラマランキングで4位*3につけているのも

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  • 『気狂いピエロ』って何がおもしろいの? - シン・くりごはんが嫌い

    先日、職場の人と話していたら、思いがけない方向から映画の話になり、なんとなくゴダールの話になった。その人は『アメリ』を観てからフランス映画に興味を持ったらしく、有名ってことで『気狂いピエロ』を手に取って観たらしい。そこでいきなりこう振られて、思わず固まってしまった。 ねぇねぇ『気狂いピエロ』って何がおもしろいの?全然分かんなかったんだけど。 これは非常に困った質問である。なぜならば『気狂いピエロ』は別に「おもしろい映画ではないからだ。 しかも、この映画が生まれたいきさつを説明するのが非常にめんどくさい。「いや、これはまずハリウッドシステムってのがあってね、それをリュミエール兄弟やグリフィスの時代に戻そうという運動が……」なんてことを言い出したらドン引きされそうである。 確かにこの『気狂いピエロ』はそれこそ「考えるな!感じろ!」と言われてるような雰囲気もあって、ぼくも他のゴダール作品につい

    『気狂いピエロ』って何がおもしろいの? - シン・くりごはんが嫌い
    akihiko810
    akihiko810 2013/01/10
    押井守なんかは「映画監督になろうという人以外は観る意味ない。一般的な意味での観る価値っていうか、楽しい時間をすごそうと思うんだったら観る必要ないです」
  • 押井守が予言したジブリの未来『コクリコ坂から』 - シン・くりごはんが嫌い

    『コクリコ坂から』鑑賞。 細部にまでこだわりぬいた映像を「もったいないなぁ」と思わせるくらいの短いカットで紡ぎ、さらに大胆に描写を省略するなど、日映画ならではのおもしろさがあったことはまず評価に値する。 特に主人公/男の子のキャラクターが赤木圭一郎みたいな古き良き男前だったのには好感が持てた。「リア充映画だ!」と騒ぎ立てられているが、作品は学生運動を取り上げているため、実際のところ、先頭に立つリーダーはカリスマ性やある種のかっこよさが必要であり、声もV6の岡田くんにさせたことは正解だったように思う。圧倒的な美術のリアリティは郷愁感を超えた映画的な興奮が詰まっており、基的にはそれに圧倒されること必至だろう。 ――――が、『コクリコ坂から』は「動き」としてのアニメーションの魅力がかなり薄い。そもそもキャラクターたちに恐ろしいほど生命感がないのだ。 宮崎駿のそれと比べれば一目瞭然なのだが、宮

    押井守が予言したジブリの未来『コクリコ坂から』 - シン・くりごはんが嫌い
    akihiko810
    akihiko810 2011/08/02
    >押井守「高いところから落ちて痛そうな女の子は書けないけど、高いところからロボットが落ちて来る絵はみんな書けるでしょう」「だからぼくはイノセンスを作ってるんじゃないか!」
  • 歩くシーンを入れると素人臭くなるらしい。 - シン・くりごはんが嫌い

    10年以上前になる。当時北野武の映画に衝撃を受け、何か彼の映画のことが載ってるはないかと探していたら、ロードショーだったか、スクリーンだったかで、たまたま北野武が特集されていたので、思わず購入した。その時にこんな一文が載っていたのを今でも覚えている。 歩くシーンを入れるというのは素人がよくやることで「その男、凶暴につき」はそのせいで素人っぽい印象となった。 細かいニュアンスなど違いはあるかもしれないが、その時にやたらと驚いてしまった。 なぜかというと、ぼくは映画において、歩くシーンがとても好きだったからだ。 映画評論家である故・淀川長治氏は「映画というのは感性が作る娯楽芸術」だと言っていた。つまりテクニックや演出のうまいヘタはあまり関係ないということになる。歌がうまいから心に響くかというとそんなことはなく、それだったらセックス・ピストルズがロック史を塗り替えることなんてなかったのだ。 正

    歩くシーンを入れると素人臭くなるらしい。 - シン・くりごはんが嫌い
  • 女子の話す下ネタは男のそれよりもエグい。 - シン・くりごはんが嫌い

    Twitterを眺めていたら、某切株系ブロガーが「明日から公共の場でセックスが欲しいのって言っても怒られない期間が始まりますよー」とつぶやいてたんで、「え!?何!?そんなすごい映画が始まるんだっけ!?知らなかった!?」と、一瞬ドキっとしたが、すぐに、「ああそうか『セックス・アンド・ザ・シティ』のことか」と気づいた。 セックス・アンド・ザ・シティ・ザ・ムービー[SEX AND THE CITY THE MOVIE]STANDARD EDITION [DVD] 出版社/メーカー: エイベックス・ピクチャーズ発売日: 2009/01/23メディア: DVD購入: 6人 クリック: 30回この商品を含むブログ (87件) を見るニュースでも朝から「アラフォー女子に圧倒的な支持!『SATC』の魅力!」なんて特集が組まれたりしていて、ちょっとしたムーブメントを巻き起こしている。 ただ、『SATC』が「

    女子の話す下ネタは男のそれよりもエグい。 - シン・くりごはんが嫌い
    akihiko810
    akihiko810 2010/06/07
    sex and the city
  • くりごはんが嫌い

    PayPayが嫌いだ。というかバーコード&QRコード決済が嫌いだ。 日においてキャッシュレスはSONYが英知を結集して開発したFeliCa(フェリカ)という優れたシステムがあり、Suicaやnanaco、QUICPayが有名だったが、iPhoneはいち早くこのチップを採用したことによってApple Payという概念を定着させ、SuicaクレジットカードをQUICPayを通してアプリ化せずにそのまま使えるようにした。つまりiPhoneのみで決済が出来るシステムを世間に広める予定だった。 これはシンプルかつ余計なものをデザインに入れないというスティーブ・ジョブズらしい採用だったと思う。 ぼくがキャッシュレスに踏みこんだのはApple Watchを購入した2018年。世間的にPayPayがすさまじいキャンペーンでポイントを配り散らしたあたりだ。 その当時PayPayがポイント還元ができないみ

    くりごはんが嫌い
    akihiko810
    akihiko810 2009/06/26
    >何故くりごはんが嫌いなのかを考え続けてます。
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