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ブックマーク / www.arban-mag.com (9)

  • 【2023年ベスト】ジャズ アルバム BEST 50 | ARBAN

    2023年にリリースされた “ジャズ系” 作品の中から50作をセレクト 構成・文/土佐有明 Aaron Parks Little Big/Live In Berlin ブラッド・メルドーの再来とも称され、ジェイムス・ファームなどで活躍するピアニスト、アーロン・パークスのリーダー作。作はバンドの一体感や結束力を強く感じさせる内容。時にコンテンポラリー・ジャズの枠を大きくはみ出し、ロック的なダイナミズムが漲る場面も。iPhoneのボイスメモで録音されたという作だが、意図せず入り込んでしまったざらつきや歪みがアクセントとなり、アルバムに深みや奥行きを与えている。 Banksia Trio/MASKS 須川崇志(b)、林正樹(p)、石若駿(ds)という豪華メンバーによるトリオ作。これが3作目とあって、これまで以上に緊密で濃密な音のコミュニケーションがはかられている。また、菊地雅章やポール・モチ

    【2023年ベスト】ジャズ アルバム BEST 50 | ARBAN
  • 上演禁止曲「奇妙な果実」をめぐる物語─映画『ユナイテッド・ステイツ vs. ビリー・ホリデイ』 | ARBAN

    投稿日 : 2022.02.12 更新日 : 2023.03.07 上演禁止曲「奇妙な果実」をめぐる物語─映画『ユナイテッド・ステイツ vs. ビリー・ホリデイ』 © 2021 BILLIE HOLIDAY FILMS, LLC. アメリカが怖れた「自由」 9.11のテロが起こった時、アメリカの放送局の多くが、「イマジン」を放送自粛のリストに入れた。たったひとつの曲が社会で大きな力を持つことを、ポップ・カルチャーを生み出してきたアメリカは知っているのだ。 そんななかで、「イマジン」に先駆けて社会を揺るがせる強烈なメッセージを持った名曲が「奇妙な果実」だ。黒人差別がおおっぴらに行われていた1940年代のアメリカ。ジャズの女王、ビリー・ホリデイはリンチにあって木に吊るされた黒人を「奇妙な果実」に例えて歌った。それがいかに衝撃的なことだったのか。映画『ユナイテッド・ステイツ vs. ビリー・ホリ

    上演禁止曲「奇妙な果実」をめぐる物語─映画『ユナイテッド・ステイツ vs. ビリー・ホリデイ』 | ARBAN
  • 大和田俊之(慶應義塾大学教授)が選ぶ「2021年のベスト」3作品 | ARBAN

    大和田俊之 慶應義塾大学教授(ポピュラー音楽研究) 専門はアメリカ文学、ポピュラー音楽研究。『アメリカ音楽史』(講談社)で第33回サントリー学芸賞(芸術・文学部門)受賞。新著『アメリカ音楽の新しい地図』を筑摩書房より刊行。他に編著『ポップ・ミュージックを語る10の視点』、長谷川町蔵との共著『文化系のためのヒップホップ入門1、2、3』(アルテスパブリッシング)、また雑誌『BRUTUS』の特集「山下達郎のBRUTUS SONGBOOK」ではラジオの書き起こしの解説を担当した。 Tyler, the Creator 『Call Me If You Get Lost』 西海岸のヒップホップクルー、オッド・フューチャー出身のラッパー、プロデューサーの6枚目。昨年のグラミー賞で人が「黒人音楽」という枠組みに不満を表明したように、サンプリング、ラップ、寸劇、歌唱を自在に駆使したアルバムは、もはや「ヒッ

    大和田俊之(慶應義塾大学教授)が選ぶ「2021年のベスト」3作品 | ARBAN
  • アート・ブレイキー初来日公演の秘蔵音源が奇跡の発掘! 録音テープ発見者が語った “謎解きの苦難と興奮” | ARBAN

    Home ニュース アート・ブレイキー初来日公演の秘蔵音源が奇跡の発掘! 録音テープ発見者が語った “謎解きの苦難と興奮” 邦ジャズ文化が急展開した大事件 2016年の春、東京都内の個人宅でそれは「発見」された。古ぼけた箱に収められた正体不明の録音テープ。その内容はジャズミュージシャンのアート・ブレイキーによる演奏で、彼のグループが1961年に初来日ツアーを行った際に録られたものだった。 この音源が先日ついに、アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ 『ファースト・フライト・トゥ・トーキョー』として正式リリースされ、世界中のジャズファンに衝撃を与えた。作をパッケージ化したのはジャズ界屈指の大ブランド、ブルーノート。レーベルの代表を務めるドン・ウォズはこうコメントする。 「このレコーディングの発売は私たちすべてにとって大きな誇りである。もっとも素晴らしい陣容のひとつだったときの、輝

    アート・ブレイキー初来日公演の秘蔵音源が奇跡の発掘! 録音テープ発見者が語った “謎解きの苦難と興奮” | ARBAN
  • 歌手のノラ・ジョーンズが、アニメ「めぞん一刻」とまさかのコラボ | ARBAN

    「Don’t Know Why」などのヒットで知られる歌手ノラ・ジョーンズが、日の人気漫画「めぞん一刻」とコラボレーションしたミュージック・ビデオを制作した。2020年10月16日20時から、Youtubeでプレミア公開される。 10月16日(金)20時からプレミア公開 これは、今年6月にリリースしたアルバム「ピック・ミー・アップ・オフ・ザ・フロア」の収録曲「アイム・アライヴ」の公式MVとしてブルーノート・レコードが制作。コロナ禍のリリースにあたり、「生きる」というテーマを多くの日のファンに伝えたい、と企画された。同曲で描かれた葛藤を抱えながらも強く楽しく生きようとする女性像と、亡き夫から主人公の浪人生・五代裕作に移ろいゆく気持ちの葛藤を抱えた漫画のヒロイン・音無響子に共通点が多くコラボが決まった。住人との出会いの中で「生きる」意味を考え、五代に心を開いていく様子が漫画イラストで展開さ

    歌手のノラ・ジョーンズが、アニメ「めぞん一刻」とまさかのコラボ | ARBAN
  • 誰がジャズにアイビーを持ち込んだのか─ モダン・ジャズのファッションの起源【ヒップの誕生 ─ジャズ・横浜・1948─】Vol.14 | ARBAN

    戦後アメリカで初めて誕生した若者向けファッションのムーブメントは、それほど時を置かずに日でも知られることになり、一大ブームを巻き起こした。その新しいファッション──アイビー・ルックを日人に教えたのは、モダン・ジャズのレコード・ジャケットだった。では、ジャズの世界にアイビー・スタイルを持ち込んだのは果して誰だったのか。50年代の日米におけるジャズとファッションの関係を探る。 サラリーマンの月収に相当したスーツの価格 「初期のジャズ・ミュージシャンたちの多くは服装に凝っていた。ぱりっとした服装はそのまま成熟と成功を意味していた。おかげでジャズマンたちの収入のかなりの部分がワードローブの充実のために費やされることになった。何人かのミュージシャンたちは着こなしがあまりに見事だったので、ファッションの流行に影響を及ぼしさえした」(『ジャズ・アネクドーツ』ビル・クロウ著/村上春樹訳) アメリカでは

    誰がジャズにアイビーを持ち込んだのか─ モダン・ジャズのファッションの起源【ヒップの誕生 ─ジャズ・横浜・1948─】Vol.14 | ARBAN
  • ローファイ・ヒップホップの導師 Wun Two が語る「このムーブメントに無関心なワケ」 | ARBAN

    昨今、ネットを中心に盛り上がっているローファイ・ヒップホップ。2016年頃にムーブメントとして顕在化し、いまや多くの “ローファイ・ヒップホップ制作者” がシーンに新曲を投下し続けている。 その一方で、“意図せず” 作られた楽曲が、ローファイ・ヒップホップとして殊遇される場合もある。もっともわかりやすい例が、Nujabes や J・ディラの楽曲だ。両者はローファイ・ヒップホップの始祖のように崇められるが、彼らの音楽がローファイ・ヒップホップとして「再発見/再定義」されたのは没後のことである。 ドイツ在住のWun Two(ワン・トゥー)も、そんなビートメイカーのひとりだ。彼はいまも現役で活躍するビートメイカーだが、ローファイ・ヒップホップなる言葉ができるずっと前から “その手の音楽” を作り続けている。Wun Two作品の特徴は、メロウでザラついた質感のトラック。さらに、ほぼワンループで作ら

    ローファイ・ヒップホップの導師 Wun Two が語る「このムーブメントに無関心なワケ」 | ARBAN
  • サムライチャンプルーとNujabes─ 渡辺信一郎 監督が語った “無名のNujabes” を起用した理由【Think of Nujabes Vol.2】 | ARBAN

    近年、ローファイ・ヒップホップが世界的な人気を博している。このムーブメントの、楽曲面におけるキーパーソンとされるのが、日のサウンドクリエイター Nujabesである。2010年に急逝した彼が、昨今のムーブメントにどう作用しているのか。そして、Nujabesとは何者か。生前の彼を知る人々を訪ねた、ルポルタージュ第2弾。   >>第1部はこちら 1990年代後半から2000年代にかけて残した作品により「ジャジー・ヒップホップ」のブームを生み出し、今では「ローファイ・ヒップホップ(Lo-Fi Hip Hop)」のオリジネーターとも呼ばれる日人ヒップホップ・プロデューサー、Nujabes(ヌジャベス)。彼が生前にリリースした2枚のアルバム『Metaphorical Music』、『Modal Soul』までの流れを追った第1部に続き、アニメ『サムライチャンプルー』によってファン層がワールドワイ

    サムライチャンプルーとNujabes─ 渡辺信一郎 監督が語った “無名のNujabes” を起用した理由【Think of Nujabes Vol.2】 | ARBAN
  • Megu(Negicco/アイドル)【私のレコード初体験は…】 | ARBAN

    Megu(Negicco) 2003年に結成された新潟発のアイドルグループ「Negicco(ねぎっこ)」のメンバー。カレーライスとアナログレコード好き。DJ Meguとしても活動するほか、架空のレーベル「CURRY RICE RECORDS」をブランドとしてTシャツなどをリリース。 ◆Negicco公式ページ:http://negicco.net/ ◆Twitter  ◆Instagram ——いつ、どんなきっかけでレコードと出会いましたか? 2013年頃、私が所属するアイドルグループ「Negicco」でアナログレコードを発売しました。限定ではあったものの、あっという間に売れてしまい、レコードが好きな人の多さにびっくりしました。 そういえば、「私の身近にも趣味でレコードを聴いていたり、集めている人が多い」ことを思い出し、興味が湧いてきました。それがきっかけだったと思います。 ——アナログレ

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