『バーチャファイター』は“異端”だったという。 1991年に『ストリートファイターII』が誕生し対戦格闘ゲームのブームが幕を開けた。その約2年後にあらわれた世界初の「3D」格闘ゲームは、すでに華々しい成功を飾っていた2D対戦格闘ゲームの傍らで、まったく異なる文化を築き上げたのだ。 当時のゲームセンター風景。写真は池袋サラ氏提供 今でこそ「eスポーツ」の名も日本で広まり、ゲームをプレイすることがビジネスとしての価値を大いに見出されるようになった。しかし、その背景には、数多のプレイヤーが情熱とプライドを賭けて「対戦ゲーム」に挑んできた歴史があることを忘れてはならない。 『バーチャファイター』を代表するプレイヤーたち「鉄人」の視点から、当時の格闘ゲームシーンを群像劇風に描いたルポルタージュ『トウキョウヘッド』は、そのヒストリーを色濃く現代に伝えてくれる作品である。 狂気すらも感じさせるプレイヤー
「バーチャファイター」に受け継がれる哲学――不定期連載「原田が斬る!」,第8回はセガ・青木盛治氏にVFシリーズの未来を聞いた 編集部:touge ライター:箭本進一 カメラマン:大須 晶 12→ 鉄拳シリーズのプロデューサー・原田勝弘氏による対談企画「原田が斬る!」の第8回をお届けする。 久々の更新となる今回の対談相手は「Virtua Fighter esports」(バーチャファイター eスポーツ。PS4 / ARCADE)のチーフプロデューサーを務める,セガの青木盛治氏だ。「バーチャファイター」(以下,バーチャ)シリーズは3D格闘ゲームの始祖にして,原田氏が手がける「鉄拳」のライバルと言える存在。かつてのゲームセンターでは,バーチャと鉄拳がしのぎを削っていたことを覚えている人も多いだろう。プレイヤーも「バーチャ派」「鉄拳派」に分かれ,日夜意見をぶつけ合っていたものだった。 しかし,こう
【田中圭一連載:バーチャファイター編】「新しい3D表現のために、軍事技術を採り入れたい」世界情勢を味方につけて、ゲームに革命をもたらした鈴木 裕の功績【若ゲのいたり】 第20回あらすじ 1980〜1990年代というゲーム業界の「青春期」に大奮闘したゲームクリエイターたちの、熱くて、若くて、いきすぎた思い出を田中圭一先生がたずねる『若ゲのいたり〜ゲームクリエイターの青春〜』。 第20回は、超一流のゲームクリエイター・鈴木 裕さんをゲストにお迎えしました。裕さんといえば、1980年代には数々の体感ゲームを、1993年には3D格闘ゲームのパイオニア『バーチャファイター』を生み出した方。2019年11月に発売を控える世界的人気シリーズ最新作『シェンムーIII』では、総監督を務めている、まさにゲーム業界のレジェンドです。 子どもの頃から工作が好きだった裕さんが、セガ(現・セガゲームス)に入社したのは
「いのまたむつみ展」では『サイバーフォーミュラ』、『ブレンパワード』、『小説ドラゴンクエスト』、『テイルズ オブ』シリーズなどの原画、そしてアニメーター時代に手掛けた原画の数々が展示され、その作品数は初公開を含むと約80点にも及ぶ。 だが、いのまた氏の画業40年の中で、展示会では知ることができない1年があるのだ。それこそが、1990年代に大ブームを巻き起こしたセガの格闘ゲーム『バーチャファイター』に捧げた1年だ。 当時の大会の様子。以下に掲載している「当時の画像」は、すべてブンブン丸氏提供によるもの。 特に『バーチャファイター2』(以下、『バーチャ2』)のハマりっぷりは凄まじく、ゲーセンに入り浸るも、仕事でゲームができないことにストレスを感じ、ついには筐体を購入。ところが、今度は対戦相手が見つからず、涙を流したほどだという。 そんな日々に迫るのが今回の対談である。いのまた氏と永野氏は「バー
ビデオゲームの語り部たち 第2部:「バーチャファイター」のプロトタイプに込められた石井精一氏の人生 ライター:黒川文雄 1993年12月,ビデオゲームの歴史を変えるアーケードゲームが,セガ・エンタープライゼス(当時。以下,セガ)からリリースされた。フルタイムの3次元コンピュータ・グラフィックス(以下,3DCG)で開発された対戦格闘ゲーム「バーチャファイター」である。 セガの3DCG専用アーケードゲーム基板「MODEL1」(モデルワン)上で稼働したバーチャファイターは,個性豊かな8人(+隠しキャラクター1人)の格闘家たちがダイナミックに躍動する様を表現して,ゲームファンを驚愕させた。当時の熱狂ぶりをご存知の方も多いだろう。 前例のない挑戦だっただけに,バーチャファイターの開発にはさまざまな苦闘があったのだが,その詳細については,語られていないことが数多くある。 今回の「ビデオゲームの語り部た
対戦格闘ゲームはどのタイトルから始まったか──この問いに対し、多くのゲーマーはこう答えるはずだ──「1991年の『ストリートファイターII』から」と。その後、現在に至るまで脈々と続いていくことになる格闘ゲームは、その基本的なフォーマットを、始祖である『ストII』の時点でほぼ完成させていた。 ストリートファイターII……カプコンが1991年にリリースした、対戦型格闘ゲーム『ストリートファイター』の続編。パンチ、キックに各3つのボタンを割り当てるなど、現在の対戦格闘ゲームにつながるさまざまな要素の雛形を打ち立てた。アーケード版はもとより、翌年のスーパーファミコン版を皮切りに各種コンシューマーハードにも移植され、爆発的ヒットを記録。インベーダーゲームに次ぐほどの大ブームを引き起こした。通称は「ストII」。 (画像はストリートファイターシリーズ 公式サイトより) 『ストII』は、その完成度の高さが
KOF 翻訳中毒 SNK社の提供する格闘ゲーム,The King of Fighters(ザ・キング・オブ・ファイターズ)に関する海外サイトの英語記事を勝手に翻訳するサイトです KSB2017おつかれさまでした。 1ヶ月かかってしまいましたが、ようやく元・侍組インタビューの翻訳記事を掲載することができます。 『サムライスピリッツ』の誕生秘話から、昔のゲーム開発現場の裏側まで網羅した長めのインタビューになっております。アーケードアーカイブスでも登場している『サムライ』のメイキングについて楽しんでいただけたら、と思います。 元記事:The making of Samurai Shodown A rare interview with three former team members (April 10, 2017) ※画像は元記事より引用しました。 注)初代は『SAMURAI SPIRITS
ワシントンD.C.の中心部に広大な敷地を持つ、スミソニアン博物館。そこには、世界で最初に動力飛行を実現したライト兄弟の飛行機、アポロ16号が持ち帰った月の石、あるいは持ち主が不幸になることで知られる「呪いのダイヤモンド」 まで、実に様々な人類の「宝」たちが収蔵されている。 そこに1998年、日本人が開発した“とあるゲーム”が収蔵された。その名は――「バーチャファイター」。そして、この開発者こそが『アウトラン』や『スペースハリアー』などの「体感ゲーム」でセガを世界的企業に押し上げ、現在も欧米の開発者から高い評価を受ける、鈴木裕氏である。 この連載では、日本のゲーム業界黎明期のクリエイターを取材してきた。だが、鈴木裕氏はその巨大な業績に比して、今ではあまり語られなくなった人物だ。日本ではその名前は、ドリームキャストの「シェンムー」シリーズの続報が聞こえなくなった頃を境に、ゲームファンの間から消
※申し訳ありませんが、リンクはトップページでお願いします。 秘宝01:PS版 サムライスピリッツ斬紅郎無双剣 (ジャンル/家庭用移植版) その驚異の移植度に全米が泣いた! 秘宝02:サムライスピリッツ 島原天草邪神城攻略編 (ジャンル/コミックス) 「アレ」のコミックス版そのいち。 第1話:聖剣士見参!! / 第2話:炸裂!弧月斬 / 第3話:壮絶!ザビエル戦 全キャラ簡易紹介1 / 全キャラ簡易紹介2 秘宝03:Snk Characters Sounds Collection Vol.2 ナコルル (ジャンル/音楽CD) 自分で再編集して完全版を作るべし??? 秘宝04:サムライスピリッツ 破天降魔の章 (ジャンル/アニメ) 誰もが認める黒歴史。 秘宝05:熱闘サムライスピリッツ (ジャンル/携帯機移植版) 飛脚が使えるのは熱闘サムスピだけ!! 秘宝06:熱闘サムライスピリッツ斬紅郎無双
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