トヨタ・豊田章男社長(写真:AFP/アフロ) 「もはや決算会見ではなくて、アキオ様をヨイショする宗教儀式と化してますね」 ある全国紙記者は6日のトヨタ自動車の2021年3月期第2四半期決算会見について、こう呆れる。アキオ様というのはもちろん、同社社長の豊田章男氏のことで、近年、日本を代表する企業としては“マスコミ嫌い”が異常な域に達しているのは有名だ。 豊田氏が出席する会見の質疑応答では、事前指名された記者だけに都合のいいヨイショ質問をさせることは当たり前。安倍晋三前首相ばりの報道管制が敷かれているのだ。今回の会見でもそれが踏襲されたばかりか、「さらにパワーアップした」(先の全国紙記者)というから驚きだ。 会見内容を見てみよう。構成は1部と2部に分かれており、1部は財務担当の執行役員が決算内容に説明するごくごく普通の内容。問題は豊田氏が直々に「スピーチ」を届けるとして設けられた後半の2部だ
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