昨日みた映画の『オーバー・フェンス』が なんだかよくて あ、すきだなとおもった。 何がすき?っていう質問、すごく苦手なんだけど すきなものをみれば すきだということはわかるのだなあ、とおもった。 ちょっとあんしんした。 音楽で言うと、 柴田聡子さんとか ときにハンバートハンバートとか え、それ、もしや裸?みたいな ちょっとしたなまめかしさと ざらつきのある生活感と さらにはファンタジー。 それがあるものが、すきみたい。 ものすごく腑に落ちた。 皮膚のにおいがしそうなかんじ。 あれ、けっこうすき。 たいらかで、なんにもないのに 皮膚の下で、ふつふつとわきたっていたり いろめきたっていたりするかんじ。 すごくすき。 ああ、おもえば吉本ばななさんの『キッチン』もそんなかんじ。 ひとんちに、おじゃましたときの あのなんとも言えない居心地のわるさと ちょっとだけ悪いことしてるような心地と それなのに