「情報を共有する」という行動は、インターネット文化の象徴です。それは、マーケティングの変革をもたらしました。 わたしが学生時代(昭和)に学んだマーケティングの授業は、消費者への購買行動をAIDMA(アイドマ)と呼ばれるモデルで紹介されるところからはじまりました。 「AIDMA」は、消費者の反応の順番を示した英単語の頭文字です。 Attention:注意 Interest:関心 Desire:欲求 Memory:記憶 Action:購入 企業はテレビCMをうつことで消費者の注目を集め、製品への関心を高めます。消費者はCMを何度も見るうちに購買欲求を持ち、商品が記憶に残ります。そして、商品を買いにデパートに行くスタイルです。 AIDMAモデル AIDMAモデルがもっとも効果的にあらわれていたのは、なんといっても、1970年代の後半から、80年代に渡って繰り広げられた、資生堂とカネボウの化粧品C