Core AudioのAudioToolbox.Frameworkにはオーディオファイルの読み書きに2通り方法が用意されています。<AudioToolbox/AudioFile.h>での、ほぼ生のデータを直接扱う方法と、<AudioToolbox/ExtendedAudioFile.h>での、オーディオファイルの読み書きにコンバーターを組み合わせてあるものを使う方法です。 圧縮ファイルを扱う場合や、リニアPCMでサンプリング周波数を変換して扱いたい場合には、ExtendedAudioFile.hを使ったほうが楽だと思います。逆にリニアPCMでフォーマットの変換が全く必要ないときには、AudioFile.hのバイトデータでの読み書きを使うとパフォーマンス的に有利かもしれません。 今回は、ExtendedAudioFileの使い方を見ていきたいと思います。まず、読み込みを行うときにはオーディオ