1 2 3 2020年に80兆円の無線市場を創出! 総務省の電波戦略にかかる期待 現在(2009年)の市場規模が25兆3000億円の無線市場を、2020年に3.2倍の80兆4000億円市場に拡大する――。 新聞はほとんど報じなかったが、総務省の電波政策懇談会は7月3日、野心的な産業育成策を盛り込んだ報告書「電波新産業創出戦略」を取りまとめた。 麻生太郎政権は「100年に1度」の経済危機の中で、すでに3回も補正予算を策定したが、中身はほとんどばらまき型で、将来に繋がらない一過性の施策だった。 これに対して、今回の電波新産業創出戦略は、総務省がリーダシップを発揮し、携帯電話やデジタルテレビに代わる新たな成長分野を育成しようというもの。 具体的には、(1)ブロードバンドワイヤレスプロジェクト、(2)インテリジェント端末プロジェクト、(3)医療・少子高齢化対応プロジェクト、(4)安心・安