ドイツ・フランクフルトの病院の新生児室で眠る生後3日の赤ちゃん(2017年9月2日撮影)。(c)AFP PHOTO / dpa / Frank Rumpenhorst 【3月29日 AFP】ドイツでは2016年、移民の大量流入を背景に出生率が急上昇し、43年ぶり高水準を記録した。ドイツ連邦統計局(Destatis)が28日、発表した。 公式統計によると2016年のドイツの出生数は79万2131人で、前年比7.0%の増加となった。このうちドイツ人女性の出生数は60万7500人で同約3.0%増だったのに対し、非ドイツ人女性の出生数は18万4660人で、同25%も増加した。 2015~16年に移民の流入が急増したことで「伝統的に子どもを多く産む傾向の強い国々出身の女性の人数が増えた」と連邦統計局は指摘している。ドイツにはこの2年間にシリアやイラクといった中東の紛争地域から100万人以上が流入した