茂木経済産業大臣は、NHKの日曜討論で、新たな「エネルギー基本計画」の政府案に関連して、原子力発電所が稼働しないことで化石燃料への依存が高まり、国民の負担が増えているとして、原発の再稼働が重要だという認識を改めて示しました。 この中で茂木経済産業大臣は、先月25日に取りまとめた新しい「エネルギー基本計画」の政府案で、原子力発電を「重要なベースロード電源」と位置づけたことについて、「比較的コストが安く、昼夜問わず安定的に使える電源ということだ」と述べたうえで、原発のほかにも石炭火力や水力発電なども含まれると説明しました。 そのうえで茂木大臣は、「これだけ大きな原発事故を3年前に起こしたので、国民がすぐに原発推進ということにならないのは当然だと思うが、原発が稼働しないことで、化石燃料を使って代替しなければならない。その費用は3兆6000億円に上り、国民1人当たり3万円になっている。こういう状況