清水の第1ステージ最下位が決まった6月27日、敵地味の素スタジアム。この試合を最後にFC東京を退団し、マインツ(ドイツ)に移籍する日本代表FW武藤がスポットライトに照らされた。下部組織からFC東京で育ったストライカーは、涙でサポーターに別れを告げた。 その1カ月前だった。かつて清水から巣立った日本代表のエースがアイスタに戻ってきた。武藤と入れ替わるようにマインツからレスター(イングランド)に移った岡崎慎司だ。5月30日の川崎戦でようやく清水のサポーターにあいさつする機会が与えられた。「感謝の気持ちを直接伝えたかった。ずっと心残りだった」 2010年オフ、海外移籍をめぐって岡崎の代理人側と清水側が対立した。5年の歳月が流れた今も、清水は岡崎の退団については公式発表をしていない。 温かく送り出された武藤、セレモニーもなくチームを去った岡崎。この問題の放置は“清水ブランド”を失墜させた。J
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