JR新宿駅(東京都新宿区)構内で小学2年の男児(7)を突き飛ばして転倒させたとして、警視庁新宿署が暴行容疑で、最高検察庁総務部に勤務する30代の男性検察事務官を現行犯逮捕していたことが26日、捜査関係者への取材で分かった。「急いでいた」と容疑を認めている。事務官は同日に釈放され、同署は任意で調べを進める。 逮捕容疑は23日午前9時20分ごろ、同駅構内の地下連絡通路で、都内に住む男児に体当たりをして突き飛ばし、転倒させたとしている。男児は全身打撲で全治1週間のけが。同署は容疑を傷害に切り替えて25日に送検した。 同署によると、事務官は当時、ホームから連絡通路に向かって足早に階段を降りてきたとみられ、通路上にいた男児と正面衝突するような形になった。一緒にいた男児の父親が身柄を取り押さえ、同署員に引き渡した。23日は休庁日だったが、事務官は「職場に向かう途中だった」と供述しているという。 最高検