新型コロナウイルスの感染拡大第4波でひっ迫した大阪市保健所のトップがJNNの取材に応じ、患者の症状などを聞き取る職員の数が十分ではなかったと話しました。現在は保健師を増員するなどして体制を拡充したということです。 「患者の数と(保健所)体制の間でミスマッチがあって、一時的に厳しい時期があったのは否めない」(大阪市保健所 吉田英樹 所長) 大阪市保健所のトップ、吉田英樹所長は新型コロナの第4波で急増する患者の数に対して保健所の体制が十分ではなかったと、当時を振り返りました。 4月中旬から5月にかけ、大阪府では毎日1000人以上の感染者が確認されました。このため、保健所の対応が追いつかない事態に陥り、保健所が医療機関につなぐ前に患者が自宅で死亡してしまうケースもありました。 当時、保健所で疫学調査の責任者を務めていた主幹は・・・ 「1週間以上、(保健所から)ご連絡できていなかった現状があります