こわい夢をみた。 ……………………………………… 夢の中の私は、もう大人なのに、子どもだった頃の私みたいに感情のコントロールができずにいる。 同窓会を前に、元クラスメイトたちとうちで昼寝をし、私だけが寝過ごして、みんながおしゃれをしてすっかり準備を整えた頃に目を覚ます。 「そろそろ行くよ」と旧友は声をかけてくれるのに、こんな格好じゃ行けないと私は泣く。 じゃあ着替えればいいものを、なぜか絶望的な気持ちになって、泣きじゃくる。 先に行くよ、と旧友たちはつぎつぎに出ていく。楽しそうに。そこには私が恋心を抱いていた男の子もいる。夢の中で私は大人なのに、なぜか彼は少年。。。 彼もまた私を一瞥して、みんなと同じように出ていく。 私はただ泣いている。 今なら間に合うのに、立ち上がって「ちょっと待って、すぐ着替えるから」と言えばいいだけなのに。 私はもうこの世の終わりかのような気分になる。 誰もいなくな