自転車専用レーンを気持ちよく走行している時に、いちばんの危険要素はなにか――幅寄せしてくる意地悪自動車か、客を拾おうとして突如レーンに進入してくるタクシーか、クルマの横をすり抜けるためにレーンに入ってくるバイクか、はたまた、停留所でぐいっと割り込んでくるバスか、調子に乗って自転車専用レーンに駐車するドライバーか――全部違う。 先にのべた通り、視覚分離された自転車専用レーンは、ドライバーにとって「そこは隣のレーン」ということになって、心理的に敷居が高い。なんとなく入りにくいのだ。だから幅寄せする意地悪自動車も、突如進入してくるタクシーもほとんど出現しない。もちろんバイクが入ってくることもあまりない。 バスは、かなり注意して運行しているので、突然入ってくるということはない(おそらく、自転車専用レーンを作るにあたって、バス運転手に対する講習があったのだろう)。そして、構造分離ではない利点を生かし
![自転車最大の敵は自転車 - 日経トレンディネット](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b3e5007966dbd4f3d66f0d2934581c097ba8c83d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftrendy.nikkeibp.co.jp%2Fimages%2Fn%2Fsnssite%2Ftrn_ogimage.png)