印刷 メール 故郷を離れたあなたへも 石巻・雄勝地区が「かわら版」 「月刊おがつ」の第1号を見ながら第2号の編集作業をする石井肇さん(右)ら=宮城県石巻市雄勝町、小川写す 津波で壊滅的な被害を受けた宮城県石巻市の雄勝地区で、地元の住民らが手作りの「かわら版」を創刊した。市の広報紙が届かない市外の転居者も含め、希望者に雄勝の最新情報を伝え地域の絆を守っていこうという狙いだ。「故郷を忘れず、いつか帰ってきてほしい」と編集者たちは願う。 「月刊おがつ」は、自治会長や漁協、商工会などの有志でつくる「雄勝地区震災復興まちづくり協議会」が編集、発行した。8日に出した第1号は、A3判の両面に、がれき撤去をするボランティアの活躍ぶりや、地区でまとめた高台移転の復興案などを掲載。9月1日発行予定の第2号では「雄勝復興太鼓」の練習をする雄勝中学校の生徒や、復興を願って住民が設立した水産会社などを写真とともに紹