「古本カフェ」静かに文化発信 太宰治関連に特化 映画鑑賞・俳句会を開催 (1/3ページ) 2009.2.14 08:09 コーヒーを飲んだり、グラスを傾けたりしながら好きな本を読める古書店が続々と増えている。今年生誕100年を迎えた太宰治の関連本に特化した古本カフェ、読書会など文化の発信拠点をうたう古本カフェ・バーなど。出ては消える新刊本と違い、独特の存在感がある古本。活字離れが言われる中で、文化発信の担い手として見直され始めた。(柳原一哉) 太宰ゆかりの地、東京・三鷹にある古本カフェ「フォスフォレッセンス」。広さ5坪余だが、蔵書は文学作品を中心に約1000冊あり、カフェを併設する。大学の卒論テーマも『斜陽』を扱ったという筋金入り太宰ファンの店主、駄場みゆきさん(42)が平成14年に開いた。「太宰作品は女性の気持ちがよく描けている」と評価し、店名も作品名から付けた。 特徴は太宰作品はもち