日本の政治は非常に危険な状況にある ── 崎門学や水戸学の國體思想を基軸に据える本誌は、「天皇親政こそわが国本来の姿である」という考え方を追求しています。こうした考え方について、神谷さんはどう思いますか。 神谷 もちろん、国民に信を問うべきだとは思いますが、私は今の民主主義が決していいものではないと繰り返し述べてきました。目指すところは、古代ギリシアで唱えられた「哲人政治」だと思っています。哲学がある人がきちんと政治をやった方がいいという考え方です。 民主主義が行きつくところはポピュリズム政治であり、すでにわが国は「今だけ、金だけ、自分だけ」という政治に流されています。日本の政治は、非常に危険な状況にあると考えています。 哲人を選ぶ方法は二つあります。一つは選挙で選ぶという方法、もう一つは日本の國體に沿って再び天皇陛下にお願いするという方法です。私は日本の天皇陛下の多くが哲人政治家であった

