「営業のプロセスやその通過要件を整理して、ちゃんと営業を“やっているつもり”でした。でも、実際には多くの場合で、ちゃんとできていないことが分かったんです」 そんな悲しい現実を語るのは、リクルートのスタディサプリの営業部隊を統括している、まなび教育支援Division・組織長の木村健太郎さんだ。 リクルートといえば営業力に定評があることで知られる大企業だ。スタディサプリといういち事業部の出来事とはいえ、そのリクルートの営業部隊が「やるべきことができていなかった…」というのは、一体どういうことか。 リクルートが販売するスタディサプリは、もともとは個人向けに開発されたオンライン学習ツールだ。ただ、数年前から学校現場への導入が増え、いまでは全国にある約5000の高校の約4割(約2000校)への導入が進んでいる。 ただ、事業が急拡大する中で課題が出てきた。 「この6〜7年の間に、営業人員やマネジメン