フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、北欧三国。これらの国について、いったいどれだけのことを知っていたかというと、ほとんど知らなかったといってもいい。地理か世界史かのテストで、バルト三国とともに並び順くらいは覚えようかというくらいなものだった。そして、冷戦生まれ中曽根育ちの世代として、これらの国が西側か東側か? というのもいまいちイメージしていなかったし、ましてや第二次世界大戦にどう参加していたなんかはまあ知らない。知らなかった。 『フィンランド上空の戦闘機』を読む - 関内関外日記(跡地) 『完全分析 独ソ戦史』(山崎雅弘)を読む - 関内関外日記(跡地) まあそれで、『フィンランド上空の戦闘機』なぞ読んでいくらか知ることはできた。ただ、『フィンランド上空の戦闘機』はやはりあくまでフィンランドのエース・パイロットの手記であって、もうちょっと引いたところからの光景というとどうなのかという