シャープ元社員が伝えておきたい「後悔しない働き方」ミドル世代専門転職コンサルタント 黒田真行2016 / 11 / 4 国産初のテレビや電子レンジから、液晶ビューカム、ザウルス、プラズマクラスター、AQUOS(アクオス)など、画期的な製品を世に送り出してきた家電メーカーの雄、シャープ。経営悪化を理由に45歳以上の社員を対象に希望退職を募り、3200人を超える社員が去ってから1年。経営の中枢で活躍した元幹部社員に、ミドル世代のビジネスパーソンに伝えておきたいメッセージを語っていただきました。 会社を10年若返らせるために退職を決意 現在50代のSさんは、新卒でシャープに入社後、家電機器の開発エンジニアとして勤務。「モノづくりだけでなく、商品が売れるマーケットの近くで仕事がしてみたい」と考え、自ら手を挙げて経営企画への異動を許された。 「当時のシャープはまだ風通しのいい時代で、若手社員の異動願