ロシア南部ソチで、シリア内戦をめぐる3者会談の後、記者会見する(左から)イランのハッサン・ロウハニ、ロシアのウラジーミル・プーチン、トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン各大統領(2017年11月22日撮影)。(c)AFP/SPUTNIK/Mikhail KLIMENTYEV〔AFPBB News〕 今年も余すところ20日余になった。この1年のロシアの動きを振り返えってみる時期ではある。だが、外交・内政ともに年初からの記憶に残りそうな変化は、少なくとも表面的には、なかったようだ。 やや気抜けしてしまう感なきにしもあらずで、それというのも、今年の世界の主役が、やはり何と言っても米国の大統領、ドナルド・トランプだからなのだろう。 良くも悪くも皆が彼に注目し、そして振り回された。その対外関係のみならず、彼の大統領就任に象徴される米国社会の変容が先進国共通の問題として受け止められ、ポピュリズムとナ