医療業界を悩ませる2025年問題 医師の需要が高まる中、医療業界で密かに囁かれているのが2025年問題です。初めて聞く方もいらっしゃると思いますが、地域医療のあり方が変わる可能性も十分考えられます。特に今後地方などで医療に携わるなら、決して他人事ではない問題といえます。なぜなら、今後の医療に対するニーズが変化するだけでなく、地域医療のあり方にも影響が及ぶ可能性すらあるのです。こうしている間にも2025年が刻々と近づいていますが、そもそも2025年問題とは何か、そして地域医療はどう変わっていくのでしょうか? 医療・介護需要が最大化する年が2025年 戦後の世代としては一番多いとされるのが団塊世代です。2025年問題とは、この団塊世代が75歳を迎える2025年に、医療・介護需要が最大化する問題を言います。つまり医師に関するニーズも最大になる可能性がありますが、それ以上に深刻な問題となりうるのが