韓国の自動車産業に赤信号が点灯している。国別の生産台数でインドに抜かれて世界トップ5から転落、メキシコにも抜かれそうという惨状だ。主要産業が危機に直面しているにもかかわらず、最大手の現代(ヒュンダイ)自動車グループの労働組合が全面ストライキに突入するなど、輸出への大打撃は避けられない。 聯合ニュースなどによると、韓国自動車産業協会の集計で、今年1~7月の韓国国内の自動車生産台数は255万1937台と、1位の中国、2位の米国、3位の日本、4位のドイツを下回り、インド(257万5311台)にも抜かれた。韓国の自動車生産がインドに後れをとったのは史上初めての事態だ。 2005年以来維持してきた生産台数世界トップ5から陥落した韓国だが、さらに中南米で最大の自動車生産拠点となったメキシコ(203万856台)の猛追を受けている。ハンギョレ新聞は、「メキシコは20年までに生産量を500万台に増やす計画で