文部科学省は1日、大学の研究力を高めるために政府が創設した10兆円規模の大学ファンドで初の支援対象候補に東北大を選んだと発表した。巨額支援をもとに成長分野である半導体や材料科学、バイオ分野などを伸ばし、スタートアップを8倍の1500社に増やす計画が評価された。世界最高水準の研究大学をつくる構想が本格的に動き出す。大学ファンドは文部科学省が「国際卓越研究大学」に選んだ数校をファンドの運用益で支援
文部科学省は1日、大学の研究力を高めるために政府が創設した10兆円規模の大学ファンドで初の支援対象候補に東北大を選んだと発表した。巨額支援をもとに成長分野である半導体や材料科学、バイオ分野などを伸ばし、スタートアップを8倍の1500社に増やす計画が評価された。世界最高水準の研究大学をつくる構想が本格的に動き出す。大学ファンドは文部科学省が「国際卓越研究大学」に選んだ数校をファンドの運用益で支援
国立がん研究センター(東京都)などは、血液1滴で乳がんなど13種類のがんを早期発見する新しい検査法を開発し、来月から臨床研究を始める。 同センターの研究倫理審査委員会が今月中旬、実施を許可した。早ければ3年以内に国に事業化の申請を行う。 一度に複数の種類のがんを早期発見できる検査法はこれまでなく、人間ドックなどに導入されれば、がんによる死亡を減らせる可能性がある。 検査法では、細胞から血液中に分泌される、遺伝子の働きを調節する微小物質「マイクロRNA」を活用する。がん細胞と正常な細胞ではマイクロRNAの種類が異なり、一定期間分解されない。 同センターや検査技術を持つ東レなどは、がん患者ら約4万人の保存血液から、乳房や肺、胃、大腸、食道、肝臓、 膵臓 ( すいぞう ) など13種類のがんで、それぞれ固有のマイクロRNAを特定した。血液1滴で、がんの「病期(ステージ)」が比較的早い「1期」を含
愛知県の女性(30)が、高校時代にがん治療で生殖機能を失う前に卵子を凍結保存し、12年後、受精卵にして子宮に戻し、今年8月に出産していたことが分かった。 卵子を10年以上凍結保存して出産に至ったケースは珍しいという。 女性の卵子凍結に関わった桑山正成リプロサポートメディカルリサーチセンター(東京都新宿区)所長によると、女性は高校1年時に血液がんの悪性リンパ腫を発症。抗がん剤治療で不妊になる恐れがあった。そのため高校2年になった2001年に不妊治療施設「加藤レディスクリニック」(同区)で卵子を2個採取し、凍結保存した。悪性リンパ腫は抗がん剤治療などで克服した。 女性は昨年結婚し、解凍した卵子2個と夫の精子で体外受精を行った。子宮に戻した受精卵1個で妊娠することができ、今年8月、3295グラムの男児を出産した。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、はやぶさ搭載の帰還カプセルにより持ち帰られた、サンプル収納容器(※)からの微粒子の採集とカタログ化を進めています。 サンプルキャッチャーA室から特殊形状のヘラで採集された微粒子をSEM(走査型電子顕微鏡)にて観察および分析の上、1,500個程度の微粒子を岩石質と同定いたしました。更に、その分析結果を検討したところ、そのほぼ全てが地球外物質であり、小惑星イトカワ由来であると判断するに至りました。 採集された微粒子のほとんどは、サイズが10ミクロン以下の極微粒子であるため取扱技術について特別なスキルと技術が必要な状況です。JAXAは、初期分析(より詳細な分析)のために必要な取扱技術と関連装置の準備を進めています。 ※ サンプル収納容器内部は、サンプルキャッチャーA室及びB室と呼ばれる2つの部屋に分かれています。 添付資料1:はやぶさ帰還カプセルの試料容器から
【ウーメラ(オーストラリア南部)=本間雅江】日本の小惑星探査機「はやぶさ」が13日夜、地球と太陽の距離の40倍に上る60億キロ・メートルの旅を終え、打ち上げから7年ぶりに地球へ帰還した。 午後8時21分(日本時間午後7時51分)に試料カプセルの分離に成功し、同11時21分(同10時51分)ごろ大気圏へ突入した。 カプセルがウーメラ(南オーストラリア州)付近で回収される可能性が高まった。 カプセル内には、小惑星の砂が入っている可能性がある。小惑星の砂や石は、ぎゅっと固まる過程を経た惑星の岩石と違い、太陽系の初期の状態をとどめているとみられる。米アポロ計画で採取した月の石などに続く、貴重な試料として、世界の研究者の期待を集めている。 はやぶさは、2003年5月に地球を出発。05年11月に地球から3億キロ・メートル離れた小惑星「イトカワ」に着陸し、砂などの採取を試みた。地球からは小さすぎて見えな
展開して白く光って見える「イカロス」の帆。中心部から帆の一角を撮影=宇宙航空研究開発機構(JAXA)提供 光の力で進む「宇宙帆船」の実証機「イカロス」が、宇宙空間で帆を広げることに成功した。宇宙航空研究開発機構が11日発表した。イカロス本体に据え付けられたカメラの画像から確認した。今後は半年かけて、帆に受ける光の力で加速できるかどうかを確かめていく。 宇宙帆船は帆にぶつかって跳ね返る光の力を、風のように利用して進む。推進力が弱いものの、燃料が不要という利点がある。宇宙機構は2010年代後半に計画する木星探査への応用を目指している。 イカロスの帆は14メートル四方もあり、当初は円筒形の本体側面にしまわれていた。5月21日に鹿児島県の種子島宇宙センターから、金星探査機「あかつき」と一緒にH2Aロケットで打ち上げられた後、回転しながら遠心力で帆を少しずつ広げていく作業を、今月3日から始
都内の会見で、小型ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(Mitsubishi Regional Jet、MRJ)」100機受注を発表し、笑顔で握手する三菱航空機(Mitsubishi Aircraft)の江川豪雄(Hideo Egawa)社長(左)とトランス・ステーツ・ホールディングス(Trans States Holdings、TSH)のリチャード・リーチ(Richard Leach)社長(2009年10月2日撮影)。(c)AFP/Yoshikazu TSUNO 【10月2日 AFP】(一部更新)三菱重工業(Mitsubishi Heavy Industries)子会社の三菱航空機(Mitsubishi Aircraft)は2日、開発中の国産初の小型ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(Mitsubishi Regional Jet、MRJ)」について、米国の地域航空会社から10
Image credit: NASA Image credit: NASA Image credit: NASA Image credit: NASA 9月11日に打ち上げられた宇宙ステーション補給機(HTV)技術実証機(初号機)は日本時間9月18日7時26分、国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングに成功した。 宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、HTV初号機の最終高度調整マヌーバは9月17日に実施され、ISS後方5kmの地点に到達した後、9月18日0時31分にISSへの最終接近が開始された。 最終接近は慎重に行われ、HTV初号機は9月18日4時27分にISSの後方10メートルまで接近し、第20次長期滞在クルーのニコール・ストット宇宙飛行士らがISSのロボットアームを操作し、9月18日4時51分、トルコ共和国付近上空でHTV初号機の把持に成功した。 その後、ISSとのドッキング
18日早朝、国際宇宙ステーション(ISS)への無人物資補給機「HTV」がISSのロボットアームによって捕まえられると、宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターの管制室で息を詰めて見守っていた管制員らは拍手と歓声、ガッツポーズなどで喜びを爆発させた。 「ロボットアームを使っての結合は世界の宇宙開発に新しい道を切りひらく。(HTVは)7機を打ち上げるが、今回だけでも非常に多くのことを学んだ。この積み重ねは(独自の)有人飛行にもつながる」 約9時間半にわたり、筑波で管制チームを率いたJAXAの山中浩二・フライトディレクタ(41)は高揚した表情で成功の意義を強調した。 ともに秒速約8キロで飛行するISSへのHTVの接近は、わずかなミスでも大事故につながる。ロボットアームによる宇宙船の捕獲は世界の宇宙開発史上初めてで、HTVの正確な接近が成功の鍵だった。 米航空宇宙局(NASA)の関係者も「
第2回ワールド・ベースボール・クラシック(%%2009 World Baseball Classic%%)決勝、韓国を延長10回5-3で下し、大会連覇を果たしてトロフィーを笑顔で見つめる日本のイチロー(%%Ichiro Suzuki%%、左)。(2009年3月23日撮影)(c)AFP/Getty Images/Kevork Djansezian 【3月24日 AFP】(写真追加、記事更新)第2回ワールド・ベースボール・クラシック(2009 World Baseball Classic)決勝、韓国対日本。試合は延長戦の末、日本が5-3で勝利し、大会連覇を達成した。 日本は、9回裏二死1、2塁から李ボム浩(Bum Ho Lee、イ・ボムホ)に適時打を許して韓国に同点とされたが、延長10回表にイチロー(Ichiro Suzuki)の2点適時打で勝ち越した。 大会最優秀選手には、22日に行われた米
イチロー決めた! 侍ジャパン、韓国破りWBC連覇 先発岩隈は2失点粘投、大会初の延長戦制す 10回日本2死二、三塁、イチローが中前に勝ち越しの2点打を放つ。投手林昌勇=ドジャースタジアム(共同、クリックで拡大) 野球の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は23日(日本時間24日)、ロサンゼルスのドジャースタジアムで決勝が行われ、日本代表は北京五輪金メダルの韓国に延長十回、5─3で勝利し、大会連覇を達成した。 日本は三回、日本戦に2度先発し、2勝を挙げている韓国先発の奉重根投手から小笠原道大内野手(巨人)の適時打で1点を先制。しかし安定感抜群の投球を見せていた先発の岩隈久志投手(楽天)が五回、秋信守外野手(インディアンス)にソロ本塁打を浴びた。 1―1で迎えた七回表、日本はイチロー外野手(マリナーズ)のバント安打などでチャンスを広げ、中島裕之内野手(西武)の適時打で勝ち越し。八
野球の国・地域別対抗、第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は23日、米カリフォルニア州ロサンゼルスのドジャースタジアムで準決勝第2試合が行われ、2次ラウンド1組1位の日本が米国(同2組2位)に9-4で勝ち、決勝へ進出した。 日本は24日、ベネズエラに大勝した韓国と連覇をかけて対決する。 日本は初回、先発の松坂が先頭打者ロバーツに2球目を痛打され、中越え本塁打を被弾。いきなり先制を許したが、2回に城島の犠飛で同点に追いつき、再びリードを許した4回には岩村の右翼線三塁打や川崎のタイムリーなど打者9人の猛攻で一挙5点をあげて逆転。2点差に詰め寄られた8回にはイチローや中島のタイムりーなどで3点を挙げて突き放した。 守っても松坂、杉内、田中、馬原、ダルビッシュと小刻みな投手リレーで米国の反撃をかわした。 今大会の日韓戦は5度目で、ここまで2勝2敗となっている。この試合を振り返る試合詳
チェス駒1個1個が話し合いで、次の一手を決めたら…。 時の砂のマルコビチ(Michael Marcovici)氏が開発中のコンセプト「Democratic Chess Set(民主的なチェスセット)」です。 ルイス・キャロル著『Through the Looking Glass(鏡の国のアリス)』からヒントを得ました。 ピースごとにIP-WLAN接続のカメラがついてます。駒同士がキョロキョロ辺りを見回し、誰がどこに進むのがベストか、互いの意見を聞いたり話したりしながら決めます。棋士2人も討論には参加でき、最終決定は棋士に任されています。 となると結果は2つ。 (1)意見百出でシステムが狂い出す (2)いつまでも決まらないので棋士が自分で決めちゃう(よってシステムを使う意味がない) まーどこまで本気かは分からないですけど、「本技術は既に稼動中」で、実働に耐えるプロトタイプは「あと何週間かで用
【ニューヨーク=佐々木良寿】飛び立ったばかりの旅客機が、摩天楼のすぐわきを流れる厳冬下のハドソン川に不時着した。15日午後(日本時間16日早朝)、米・ニューヨーク市で起きたUSエアウェイズ機の緊急着水事故では、日本人2人を含む乗客・乗員155人全員が救助された。市街地での大惨事を回避して着水を成功させたベテラン機長の判断と技術、浸水する機体からの迅速な救助劇に、「ハドソン川の奇跡」と国内外から感嘆の声があがった。 米CNNなどによると、機長はチェスレイ・B・サレンバーガー氏(58)。元空軍のパイロットで、USエアウェイズでは1980年からパイロットを務めているベテランだ。 地上との通信などによると、機長は、離陸直後に異状に気づくと、乗客に衝撃に備えるようアナウンス。出発したラガーディア空港に引き返すことは不可能と判断した後、眼下に見えた近くの別の空港への緊急着陸を検討したが、そこまで飛び続
米ニューヨーク(New York)でUSエアウェイズ(US Airways)旅客機を無事にハドソン川(Hudson River)に不時着させたチェズレイ・サレンバーガー三世(Chesley Sullenberger III)機長(撮影日不明)。(c)AFP 【1月16日 AFP】(写真追加)米ニューヨーク(New York)で15日、乗客乗員155人が乗ったUSエアウェイズ(US Airways)旅客機がハドソン川(Hudson River)に不時着水した事故で、冷静沈着な手腕で奇跡的に惨事を防いだ機長に称賛が集まっている。 米メディア報道によると、この機長は空軍戦闘機のパイロット経験をもつチェズレイ・サレンバーガー(Chesley Sullenberger)氏(57)。乗客らの証言によると、機長は機体を胴体から緩やかに川面に着水させた。 乗員乗客は全員無事に機体から脱出することができたた
Googleは米国時間11月18日、「LIFE」誌と提携して、同誌の歴史的な写真のオンライン公開を開始した。閲覧できる写真は順次増やしていく予定で、目標は約1000万点だという。 アーカイブの中には、Gordon Parks氏やMargaret Bourke-White氏、Dorothea Lange氏などの有名カメラマンが撮影した、20世紀を象徴する写真も数多くある。 LIFEの写真は、1000万点のうち約20%がすでに「Google Image Search」から入手可能で、キーワードで検索することができる。また、向こう数カ月のうちに、さらに写真を追加していく計画だという。 このプロジェクトによく似たものとしては、Flickrが2008年1月、「The Commons」というイニシアティブの一環で、米国議会図書館所蔵の写真数千点のオンライン公開を開始している。GoogleとFlickr
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