メキシコ市(Mexico City)のメキシコ・シティ歴史地区で、マスクを掛けてキスをする観光客ら(2009年4月25日撮影)。(c)AFP/Alfredo Estrella 【4月26日 AFP】「豚インフルエンザのことは全然知らなかった。どうしてみんなマスクをしているのか不思議だったの」。ポーランドから観光でメキシコ市(Mexico City)を訪れた若いスペイン人女性は、こう話した。 豚インフルエンザ発生を受け、25日、市内の有名美術館などはすべて休館になった。広大なメキシコ市で途方にくれる海外からの旅行者もいる。 一方、この新しいインフルエンザウイルスに危機感を募らせる住民の大半は顔にマスクを掛け、いつもの体を直接触れ合わせるあいさつさえ止めている。メキシコ市の観光事務局で働くローラ・エストラーダ(Laura Estrada)さんは、「観光客にとってはすべてが普通どおりです。おびえ