次期衆院選への態度決定が焦点となった14日の全国知事会議。自公民3党のマニフェスト(政権公約)を評価し、知事会としての支持政党表明を求めてきた東国原英夫・宮崎県知事や橋下徹・大阪府知事だが、多くの知事から反対意見が相次いだ。東国原知事は「政党支持をすべきかどうか、この場で挙手で決めましょう」と提案したが、採用されずに孤立。橋下知事も「丸ごとの政党支持は、やるべきでない」と矛を収めた。 会議で注目されたマニフェスト評価や政党支持に議題が移ると、各知事から切れ間なく手が挙がった。知事会史上例を見ないという約40台のテレビカメラが、発言者の姿を一斉に追った。 橋下知事はマニフェスト評価について、「分権実現は政治闘争。知事会がパワーを持つため、一致団結して点数をつけるべきだ」と主張。「(各党に)プレッシャーをかけるため、割り切ってやろう」(佐竹敬久・秋田県知事)などと賛同する知事が相次いだが、