【AFP=時事】フランス・パリ(Paris)近郊のシャンプラン(Champlan)で埋葬が拒否されたと伝えられたロマ人の赤ちゃんの亡きがらが5日、同市から数キロ離れたビスー(Wissous)で、近親者らに見守られながらようやく埋葬された。 ロマ人女児の埋葬を市長が拒否か、フランス全土に怒り広がる 生後約2か月半で死亡したロマ人の赤ちゃんの亡きがらの埋葬が拒否されたと伝えられた今回の問題は大きな人種差別論争に発展していた。 赤ちゃんの葬儀には、ロマ人団体の代表者らを含め約100人が参列。赤ちゃんの小さな白いひつぎは、パリ南郊ビスーの墓地に埋葬された。 赤ちゃんの遺族に対し、一家が住んでいるシャンプラン市当局は埋葬区画の割り当てを拒否し、また同市のクリスチャン・ルクレール(Christian Leclerc)市長は、納税者が優先されるべきと発言したとされ、同国メディアが一斉に報じた。同市