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ブックマーク / tezukaosamu.net (3)

  • 虫ん坊 2010年5月号(98):TezukaOsamu.net(JP)

    かつて、マンガは子どもに悪影響を与えるものとされ、排斥(はいせき)されようとした時代があった。そしてその悪書を生み出す代表として矢面に立たされたのが手塚治虫だった。マンガへの激しい逆風の中で、手塚はいったいどんなマンガの未来を思い描きながら、作品を描き続けていたのだろうか。今回はそんなマンガ批判の時代を振り返ります。 今年3月、マンガの表現の規制をめぐって激しい論争が起こった。 その具体的な内容についてはネットや新聞でお読みいただくとして、この騒動の最中、不謹慎な言い方をすると、ぼくはある「懐かしさ」を感じていた。 というのは、昭和30〜40年代に子ども時代を過ごしたぼくらにとって“マンガは悪書だ!”という批判や、マンガを追放しようとする運動は、もう過去にウンザリするほど経験してきたコトだったからである。 だからぼくにとっては、昨今の大人たちの気持ち悪いほどのマンガ歓迎ムードの方がむしろい

  • 虫ん坊2008年5月号

  • 虫ん坊 2010年7月号(100):TezukaOsamu.net(JP)

    昭和40年代初め、ようやく市民権を得かけていたマンガに、再び批判の嵐が降り注いだ。問題とされたのは、エロチックなシーンをあからさまに描写したハレンチマンガの数々だ。ではその時、手塚治虫はどうしたか? 何とまたしても自ら火中に飛び込むように、性教育マンガを立て続けに発表し、予想通りの厳しい批判にさらされたのだ。そんな手塚の意図は果たしてどこにあったのか!? 今回はそんなハレンチマンガ批判の時代を振り返る。 昭和39年と平成22年、歴史は繰り返す!? マンガやアニメへの規制を盛り込んだ、東京都の青少年健全育成条例改正案──これをめぐる論争は、いまだ決着が付かず、現在も延長戦にもつれ込んでいる状況だ。 ぼくは、ニュースで“非実在青少年”という言葉が出てくるたびに「光瀬龍(みつせりゅう)のジュヴナイルSF小説にでも出てきそうな言葉だなぁ」と思って、何だかワクワクするドラマのイメージが浮かんでくるん

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