私達医療者は、医療をうける方々に、医療の不確実性、医療行為の中に初めから内在しているリスク というものを理解してほしいと切実に訴え続けている。もちろん、このブログでも、リスクの受容や死生観をキーワードとして、それを訴え続けている。 参考エントリー:リスクを認め付き合うこと 病気・死は悪か? 胎盤早期剥離の事例に思うこと 報道の結果をみると惨憺たる結果である。 無罪判決が出たにも関わらず、メディア報道は、医療の体質に関することばかり報道し、世間が認知すべきリスクについてはまるで報道していないということが、見て取れる。 私自身のキーワードの選出の仕方の問題は残るものの、とりあえずこの結果は、報道の偏向性の具体例と指摘しておきたい。 A群のキーワードがヒットした貴重な新聞報道をここに引用する。 新生面=産婦人科判決 2008.08.21 朝刊 朝一 (全619字) 米国の外科医デニスが医師を辞め