「食事をよく味わいながら規則正しく摂ることは健康に良い」ことを証明 ―脳のホルモン"オレキシン"神経の活性化で筋肉の代謝が活発に― 概要 「味わいながら食事を規則正しく摂ることが健康に良い」のは本当?今回、その理由の一端が明らかとなりました。自然科学研究機構・生理学研究所の箕越靖彦教授の研究グループは、味わいながら食事を美味しく規則正しく摂ることによって脳の中のホルモン“オレキシン”を放出するオレキシン神経が活性化。筋肉の代謝を促進して、血糖の上がり過ぎを防止することを明らかにしました。米国セルプレスの専門誌セル・メタボリズムに掲載されます(12月2日)。 今回、研究グループは脳の中のホルモンである“オレキシン”を放出するオレキシン神経に注目。このオレキシンは、脳の視床下部と呼ばれる部分で作用する食欲や睡眠、体内リズムなどに関わるホルモンです。このオレキシンを放出するオレキシン神経が、「食