金正男(キムジョンナム)氏の殺害事件が、連日にわたって報道されています。なぜか「韓国歴史ドラマ」を彷彿(ほうふつ)させる事件です。 北朝鮮が関わった明確な証拠はないようですが、関与が疑われています。 政権を脅かしそうな兄弟を亡き者にする展開は、「韓国歴史ドラマ」ではやたらと登場するシーンです。金正男氏の事件も、まるでドラマか映画の世界みたいです。 もし、本当に北朝鮮が関与したのならば、国家の後進性を露呈するような事件ではないでしょうか。 北朝鮮の最高権力者・金正恩(キム・ジョンウン)の周囲への残酷な仕打ちをみると、高麗や李氏朝鮮の王朝が、北朝鮮で今でも続いているかのようです。 独裁者が邪魔者を排除して、政権の延命を図るが、やがてその独裁政権も倒されてしまう、といのが歴史のひとつのパターンです。 そう考えると金正男の弟の独裁者・金正恩は、いつまで政権を保ち続けられるのか実に危ゆい感じです。