セカンドウエーブではコーヒーの味を重視するようになったが、基本は大量生産・大量販売のビジネスモデルだ。商品として味などの品質をそろえる必要がある。 しかしコーヒー豆も農作物である。野菜と同様、個体差が大きい。そこで味のバラツキを抑えるために標準化が図られた。たとえば、コーヒー豆を大量調達しコストを下げる。複数の豆をブレンドし一定の味を維持するように調整、長時間焙煎で深煎りにして豆の個性を薄くする。自動抽出マシンでつねに同じ味のコーヒーを抽出する。 これとは対照的なのがサードウエーブで、豆の個性や多様性を楽しもうと考える。調達は小規模だが、流通過程の透明性を重視する。ライバル同士でもおいしいコーヒーは教え合い、切磋琢磨する。オープン&シェアを基本とした、新しいコーヒーの潮流がサードウェイブなのだ。なお、セカンドウエーブとサードウエーブを比較したのが次の図だ。 この比較を見て、「似たような変化
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