Apacheのアクセスログ解析プログラムとしては、AnalogやWebalizerなどが有名だ。Fedora Core 3の場合、WebalizerのRPMファイルが提供されているので、これをインストールするのが簡単だ。 まず、
無償仮想化ソフトVMware ESXiを30分以内で使う:超簡単! VMware ESXiを試してみよう(1/3 ページ) ヴイエムウェアのサーバ仮想化製品は、2009年春に「VMware vSphere 4」という新バージョンに進化した。この製品を支えているハイパーバイザがVMware ESX 4.0だ。本連載では、無償で提供されているVMware ESXi 4.0を気軽に体験するため、インストールと利用方法を紹介する。連載の後半では中小企業でも利用しやすい有償版のVMware vSphere Essentialsにも触れる VMware ESXiは、ヴイエムウェアが無償で提供しているハイパーバイザです。サーバ機のうえに直接インストールし、このうえでさまざまなOSを動かすことができます。稼働できるOSはゲストOSの互換性ガイド(http://www.vmware.com/pdf/Gues
表1 OSSライセンスの考え方(繰り返しになりますが、現実にはこの3つに分類できないOSSライセンスもあるでしょう。中には、表面的には同じような要件を備えていても「そんな考え方で作成したライセンスではない」とお怒りになる著作権者(開発者)がいらっしゃるかもしれません。ただ、ここはあくまで入門者向けの説明として、こういう分類を許していただければと思います) 今回は、上記のうち「GNU系ライセンス」の考え方について紹介します。これは表1では「互恵のLicense」とも分類されます。ソースコードの開示を条件に、著作物を受け取った受領者にもまた、第三者に著作物を頒布(譲渡)する権利を与えるというものです。つまり、ソースを受け取ったら、自らもソースを与えるという「互恵の関係」を求めるライセンスです。Copyleft(コピーレフト)とも表現されます。 2種類あるGNU系ライセンス GNU系のOSSライ
2009/05/14 オラクルによるサン・マイクロシステムズ買収で注目が集まるOSSプロダクトの1つ「MySQL」に異変が起きている。MySQLのオリジナル開発者で創業者でもあるマイケル・ウィデニウス(Michael Widenius)氏は5月13日、オープンソースコミュニティベースでMySQL関連の開発やサポートを行うためのハブとなる「The Open Database Alliance」(ODA)の設立を発表した。 PostgreSQLと並んでオープンソース界でデータベース製品のデファクトスタンダードとなっているMySQLは、サン・マイクロシステムズに2008年1月に買収されたことで同社の一部門に。その後、2009年4月にオラクルがサン・マイクロシステムズを買収すると発表したことから、開発体制やライセンスモデルなどを巡って憂慮の声や憶測が流れていた。オラクルのデータベース製品との整合性
2009/04/01 Java VM、.NET Frameworkに続いて、エンタープライズアプリケーションで使われてるもう1つのメジャーなバーチャルマシン(VM)、「ABAP VM」上でもRuby言語がサポートされる可能性が出てきた。 独SAPは3月27日、同社のWebアプリケーションサーバで動くRubyの実験実装「Blue Rubyプロジェクト」について明らかにしている。ABAP(Advanced Business Application Programming)は、独SAPが提供するWebアプリケーションサーバ「SAP NetWeaver Application Server」は、J2EEと独自言語ABAPによるアプリケーション開発が可能なVMを備えている。 Blue Rubyプロジェクトは、開発効率が高くアジャイル開発に適したRubyの世界と、すでに実績があり堅牢なSAPのWebア
アナウンス後わずか2カ月でLinux Kernelにマージされたことで一躍注目を浴びることになった仮想化技術「KVM」。しかし、その具体的な仕組みや使用方法となると、意外と知られていないのではないでしょうか。この連載ではそんなKVMについて紹介します(編集部) KVMは、Linux Kernel自体をハイパーバイザとする仕組みで、正式名称を「Kernel-based Virtual Machine」といいます。KVMは現時点では、Intel VT-xやAMD-VといったCPUの仮想化支援機能を必要とし、完全仮想化によりOSの仮想化環境を提供します。 この記事では、「KVMの名前は聞いたことはあるが詳しくは知らない」という方、「興味はあるけど使い方がよく分からない」という方を想定し、全3回でKVMの概要と基本的な使い方、今後の課題について紹介したいと思います。 OS仮想化技術のおさらい サー
Aptanaなら開発環境とクラウドの連携が超お手軽!:ユカイ、ツーカイ、カイハツ環境!(4)(1/4 ページ) 最近、「Amazon EC2」に始まり「Google App Engine」「Windows Azure」といったクラウドコンピューティングが注目を浴びており、IT関連のニュースでクラウドに関するニュースがない週はありません。クラウドコンピューティングに興味はなくても、Amazon EC2やGoogle App Engineという言葉は聞いたことがある方も多いと思います。 そんな中、本稿ではPHPとRuby on Rails(以下、Rails)、Java、サーバサイドJavaScriptエンジン「Aptana Jaxer」(さらに、Pythonも対応予定)に対応したクラウドサービスを提供する「Aptana Cloud」を利用して、PHPアプリケーションの作成と作成したアプリケーシ
シスコシステムズがx86サーバ市場に参入するという噂が拡大している。2008年末から徐々に出始め、2009年1月のニューヨークタイムズによる報道で一気に火がついた。 日本時間の3月16日朝現在では、シスコからこのサーバに関する正式な発表はなく、具体的な姿は明らかになっていない。こうしたなか、多くの記事は、シスコがサーバをネットワークビジネスと独立した事業として展開することで、HPやIBMと真っ向から対立する構図を前提とし、その成否や背景を推測している。ニューヨークタイムズによる報道も同様だ。 しかし、シスコがサーバ機を単体で販売する可能性は非常に低い。一番考えられるのは、「Nexus 1000V」(仮想マシンにネットワークポリシーをひも付けるソフトウェア)あるいはこの機能をハードウェア的に実装した大型ブレードサーバに、同社のデータセンタースイッチ「Nexus 5000」(あるいはこれより下
2009/03/17 「ノキアを取り巻く競合の状況が変わってきました。以前はモバイル端末の製造業者が競合でしたが、最近ではPCやWeb、デジタル家電とケータイが競合してきています」。「Qt」(キュート)の位置付けを説明するに当たって、Qtソフトウェアの佐相宏尚氏は、背景をこう語る。 QtはWindows、Mac OS X、Linuxに加えてモバイル向けでも対応プラットフォームを増やしつつあるクロスプラットフォームの開発・実行環境だ。もともとUNIX向けのGUIツールキットとして利用されてきたQtは、OperaのLinux版やSkype、Google Earth、Photoshop Elementsなどで利用されていたことなどから、PC向けとして知られていたが、近年は3つの方向で進化していた。1つはWindows Embedded CEやSymbian S60といったモバイルプラットフォーム
Oracle VMとは、オラクルが提供している無償のサーバ仮想化ソフトウェアである。Xenをベースとしているが、さまざまな機能追加や使いやすさの改善が行われている。本連載では、Oracle VMの製品コンセプトから機能、利用シーンまでを解説する Oracle VMは、オープンソースの仮想化エンジンの Xenをハイパーバイザに採用した、オラクルが提供する仮想化ソフトウェア製品です。まず Oracle VMの正体について種明かしをしましょう。Oracle VMの実体は、ざっくり以下のようなものだといえます。 Xen + 独自拡張 + Oracleサポート コアとなるハイパーバイザ部分については、オラクルがスクラッチから開発したものではなく、オープンソースの仮想化ソフトウェアとしてデファクトスタンダードのポジションにあるXenを採用しています。Xenの性能と安定性については定評があり、すでに多く
特集 Windows Azure開発入門(前編) 無償開発環境で試すWindows Azureクラウド開発 デジタルアドバンテージ 一色 政彦 2009/01/14 Windows Azureのクラウド・サービス(参考:「特集:Windows Azure概説」)を開発するための機能は次期Visual Studio 2010に標準搭載される予定で、それがリリースされるであろう2010年ごろには、クラウドをベースとしたアプリケーション開発はかなり盛んになるのではと予想される。 では、そのクラウド・サービスは一体どのように開発することになるのか? これを理解するには、話を聞いたり、サンプルを見たり、記事を読んだりするよりも、実際に開発を経験してみるのが一番手っ取り早い。 そこで本稿では、現在、技術プレビュー(CTP)版として提供されているWindows Azure開発環境を使って、実際にクラウド
Amazon S3は安いか高いかという議論を、この2日間で立て続けに3個所で耳(目)にした。 1人はネットサービスベンチャーのCTOで、クラウドへの移行を検討しているものの、Amazon S3やEC2の実際の価格や使い勝手がよく分からないという話だった。コスト的に見合うなら、もうサーバ運用に煩わされたくないと漏らしていた。 もう1つは、ベンチャーキャピタルとして知られるYコンビネーターの掲示板で見かけた「Does Amazon S3 really save money?」で始まる議論。1GB当たり1カ月で0.15ドルと聞くと安いようにも思えるが、1TBの月額は150ドル、2年にすると3600ドル(1ドル92円として約33万円)にもなる。しかも転送量に応じた課金もあるため、実際にはこれ以上になる。今や1TBのドライブ単価は1万円を割っていて、2年で3600ドルとは比較にもならない。「クラウド
2008/12/26 オンラインメディアの編集者が一番気にするのは記事のページビューですが、近年、指標として注目されているのがソーシャルブックマークの登録数です。登録と共に読者のコメントも参照できるため、刺激を受けている編集者はたくさんいます。今回の「@IT編集者が選ぶ2008年必読記事」は多くのブックマーク登録を集めているLinux Squareフォーラムです。 現在、Linux Squareフォーラムで「はてなブックマーク」最多登録を誇る記事が「Sambaサーバ構築、5つのべからず:2008年版」です。SambaはLinuxやUNIX、Windowsが混在する環境で利用できるオープンソースソフトウェア(OSS)のファイル/プリンタサーバ。多くの企業で使われている定番ソフトウェアです。最新版の「Samba 3.0」については「Samba 3.0の全貌 改訂版[前編]」と同「後編」が詳しく
国際会計基準(IFRS)に注目が集まっている。欧州中心に発展して来たIFRSを、米国でも採用する動きが加速していることが背景だ。日本もこれまでの会計基準を徐々にIFRSと同等にする「コンバージェンス」を進めているし、日本の会計基準をIFRSに置き換える「アドプション」についての議論も始まっている(参考記事)。会計基準の問題は財務諸表に大きく関係してくるが、日本オラクルは「IFRSを受け入れる場合、決算の修正だけでは間に合わない。業務、業務システムの見直しが必須」と訴えている。 IFRS(用語解説)導入は企業にとってまさしく会計処理の方法が変わることを意味する。日本はこれまでの会計基準を少しずつ変更するコンバージェンスを行っていて、2011年には日本の会計基準とIFRSが同等になる見込みだ。すでに四半期報告や棚卸資産の評価基準、リース会計など、コンバージェンスの一環として企業会計基準が変更さ
2008/12/17 Web開発向けの統合開発環境を提供する米Aptanaは12月11日、PHP開発向けの「Aptana PHP development environment 1.0」をリリースした。同社の統合開発環境「Aptana Studio」のプラグインとして提供する。 Aptana StudioはEclipseベースのオープンソースの製品で、スクリプト言語にフォーカスしているのが特徴。Ruby on Rails、Python、Adobe AIR、iPhoneなどをサポートする。また、HTMLやCSSのオーサリングのほか、jQuery、Prototype、Mochikit、Yahoo! UI LibraryなどメジャーなJavaScript/Ajaxフレームワークをサポートしている。JavaScriptの開発ではコード補完やデバッグツールが利用できる。 FTP機能を内蔵しておりサー
2008/11/14 英ARMと英カノニカルは11月13日、デスクトップ向けLinuxディストリビューションの「Ubuntu Desktop」をARMv7アーキテクチャに対応させると発表した。ARM Cortex-A8と、マルチコア対応のCortex-A9プロセッサベースのシステムに対応する。この決定はデバイスメーカーからのニーズに応えるもので、ARMを使って小型のネット端末でバッテリ稼働時間を犠牲にすることなく通信環境を提供できるようしていくという。 ARM対応版のUbuntuは2009年4月に、従来のデスクトップ版同様にWebサイトやCD-ROM配布によってリリースしていく。 UbuntuはこれまでMID端末向けとして「Ubuntu Mobile Internet Device (MID) Edition」をOEM向けとしてリリースしていた。Ubuntu MIDはインテルのAtomファ
かつては高根の花だったSPARCサーバが、いまではネットオークションで数万円で手に入るようになりました。が、それが動くまでには予想しなかったいくつかのトラブルが……。一連の経緯を紹介しましょう(編集部) Firebird日本ユーザー会 はやし つとむ 2008/11/13 Firebird日本ユーザー会のはやしです。最近、日本MySQLユーザー会・日本PostgreSQLユーザー会の方々と一緒に、オープンソースデータベースのベンチマークなどを継続して行っています。検証用に、PostgreSQLユーザー会の片岡理事長がサーバを貸してくださっていたのですが、今年の5月からは、サン・マイクロシステムズ社からUltraSPARC T2(注1)搭載マシンを借りております。 ちょうど僕が社会人になった頃は、DECのAlpha(注2)と並んでSunのSPARCが高性能なRISC型CPUとして花形になって
20歳以上も年下の“メル友”が何人かいる。その1人に対してある日メールが送れなくなった。「メアド変えました」というメールに対してメールを送り返そうとiPhone(=Gmail)で新しいアドレスを入れると、どうもエラーで弾かれてしまう。何か挙動がおかしかったので調べたところ、SMTPやメールアドレスの仕様を規定するRFC2821に違反したメールアドレスだったのだ。 ご存じの方も多いだろうが、NTTドコモやauのサービスでは、メールアドレスのユーザー名に連続したドット(.)を含めることができる。ユーザー名がドットで始まったりドットで終わるようなアドレスも設定可だ。しかし、これらはRFCに違反しているため、MTAやメールクライアントが受け付けないケースがある。ExchangeサーバやGmailといったサービスもそうだ。 10代のケータイ利用者が(私のような30代後半にとって)不思議なのは、かなり
2008/09/11 Rubyの適用用途が広まるにつれ、従来から継続しているコミュニティベースでの開発体制は少なからぬ課題を抱えている。こう指摘するのは、Rubyの生みの親、まつもとゆきひろ氏が勤務するネットワーク応用通信研究所(NaCl)の前田修吾氏だ。日本Linux協会が主催するイベント「Linux Conference 2008」で9月11日に講演を行った前田氏は、10年近くになる自身のRubyとの関わりや、Rubyが現在抱えている課題などについて語った。 10年前のRubyは趣味の利用が中心 「10年前にRubyを仕事で使うといえば、ちょっとしたスクリプトで……、プロタイピングに……、無知なお客様に内緒で……、むしろ仕事をさぼって趣味で……」。前田氏はやや自嘲気味に振り返る。ここ数年、Ruby on Railsの流行で開発言語として採用されるケースが増えているが、10年前のRuby
概要 Nagiosは、ホストやそのホストで稼働しているサービスを定期的に監視して、異常を検知した場合には管理者にメールなどで通知を行う統合監視ツールです。元々は「NetSaint」という名称で開発が行われていましたが、開発終了に伴い、後継としてNagiosの開発プロジェクトがスタートしました。 Nagiosは、稼働監視をプラグインが行い、Nagios本体はプラグインのスケジューリングなどを行うという構造になっています。従って、ホストなりサービスを管理する場合は、それに対応したプラグインが必要となります。Nagiosのプラグインは30種類以上用意されていますが、独自に開発することも可能です。その方法は、NagiosのWebサイトで公開されています。 プラグインは、対象を外部から監視するため、不定期なイベントを監視することはできません。そのため、管理対象のホストにインストールして、Nagios
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