2006年02月12日16:38 カテゴリLove書評/画評/品評 終わりなき肉欲との戦い 私が思い起こしていたのは、むしろこちら。 The Forever War Joe Haldeman [邦訳: 終わりなき戦い] Rauru Blog - Blog Archive - 額に汗することのできる経済体制供給が過剰となったポストインダストリアル世界の極北と言えば、ジョン・ヴァーリィのSF スチールビーチ が思い出される。生産も管理も人間がやるよりコンピュータに任せておく方がうまくいく未来社会。しかし人間は自尊心を保つために職業と労働を必要とする。そこで人々に形ばかりの職業を与えて働いた気分にさせてねばならない。額に汗するということが、特権すらも超えて、もはや福祉となってしまった世界だ。邦訳版も手元にあったので、少し引用してみる。 「....全地球人は、十八年間の教育を無料でうける権利があり