菅改造内閣発足後、初の国政選挙となった衆院北海道5区補欠選挙は24日、投開票が行われ、自民党前衆院議員で元官房長官の町村信孝氏(66)の当選が確実となった。 補選は、民主党の小林千代美前衆院議員が陣営の選挙違反事件や北海道教職員組合(北教組)からの違法献金事件の責任をとり、辞職したことに伴って行われた。「政治とカネ」の問題や景気対策などが争点となった。 民主党と自民党が全面対決する構図となり、両党が幹部らを投入して総力戦で臨んだ。 町村氏は「クリーンな政治」の実現を掲げ、自民、公明両党の支持層を固めたほか、無党派層にも支持を広げた。 一方、民主党新人で元国土交通省職員の中前茂之氏(38)(社民党、国民新党推薦)は、世代交代の必要性を訴えたが、知名度不足が最後まで響いた。