印刷 関連トピックス地震 岩手県北部では地盤の沈降が続き、関東は回復――。国土地理院は、東日本大震災で沈降した地盤の10月末までの回復率を計算し、18日の地震予知連絡会で発表した。宮城県から茨城県北部の太平洋岸では沈んだ地盤が2割ほど回復したが、元に戻るには長い時間がかかる見通しだ。 東日本大震災では、宮城県の牡鹿半島で最大約1.2メートル沈降するなど、東北沿岸地域で大きな地殻変動があった。地殻変動は地震後もゆっくりと続いており、一部では隆起に転じた。 地震時に4〜6センチ沈降した東京都内の観測点では元に戻り、わずかに隆起した地点もあった。一方、東北の太平洋沿岸をみると、岩手県北部で沈降が続き、宮城県から茨城県北部では回復率は20%程度にとどまった。 続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけます関連リンク日本列島、東京ドーム20個分拡大か 震災の地殻変動で(11/4)標高の原点、震災で2