山形県教委は28日、児童・生徒に体罰を行ったとして、男性教諭2人を戒告の懲戒処分とし、別の男性教諭1人を厳重注意処分とした。 発表によると、戒告となった庄内地方の50歳代高校教諭は昨年5月、顧問を務める運動部のミーティングで「わざわざ遠征に来たのに内容がふがいない。私は自分の時間を割いて来ている」と述べた。部員1人が「そんなこと、自分らには関係ない」と言うと、頬と頭を平手で3、4回強くたたいた。けがはなかった。 教諭は昨年6月、別の生徒をたたいたり、髪を引っ張ったりしたとして文書訓告の処分を受けている。当時、今回の体罰を報告しなかったが、同12月に匿名の情報提供が学校にあったという。 戒告のもう1人は最上地方の50歳代小学校教諭で、昨年10~12月の授業中に児童4人の頭をたたくなどした。厳重注意を受けた置賜地方の50歳代高校教諭は昨年12月、生徒の胸ぐらをつかんで壁に押し当てた。 このほか