そもそもインボイスって何? 2019年10月の消費増税に向けて、国会では軽減税率の議論が加速している。 一方、軽減税率にともなう税収減に対して、財務省は「インボイス」(適格請求書)の導入を検討している。辞書どおりの意味を書けば、インボイスとはモノの売り手の事業者が買い手の事業者に対し、消費税の適用税率や税額を伝えるために発行する請求書のことだ。 普通に生活しているとあまり聞かない単語だが、税制にインボイスなる請求書が導入されるとどのような影響が出るのか。 消費税は国民を苦しめる「諸悪の根源」と捉えられることが多いが、裏を返せば政府としてはもっとも効率よく税金を集められる優れた方法ということになる。ただし、それは先のインボイスが付随していればの話だ。 というのも、インボイスを導入することで、消費税の「脱税」が防止でき、より効率的に税収を上げられるからだ。 どういうことか。ある商品をメーカーが
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