コガの発言はそんなに問題か？ - Nothing Upstairs
古賀誠氏：投票率あまり高くない方がいいと発言 すぐ撤回 もうみんな忘れちゃったかもしれないが，コイズミの前に首相をやってた「サメの脳味噌」ことモリヨシロウは2000年6月に選挙演説で「無党派層は寝ていてくれればいい」と言った。内閣の支持率が低い時，投票率が高くなる（無党派層が投票に行く）と自民党に不利だというのはいわば「ギョウカイのジョーシキ」である。 コガの発言もこの文脈に沿ったもの。もちろん「議会制民主主義のクニの国会議員として『投票率が高くない方がいい』とはナニゴトか！」というのはタテマエとしては確かに正論だけれども，「その選挙で苦戦が予想される自民党の選対委員長」としては，至極まっとうな思いであろうと共感……はしないけどまぁ想像できるってもんである。 かなり以前の話だが，公立高校のセンセイをやってるとゆーヒトが「公立なんか程度が低いし不良が多くてあかん，ウチのムスコは絶対に名門私立
テリー伊藤の「クサナギツヨシ君にどんだけ優しくできるかグランプリ」戦略 - Nothing Upstairs
今夜（2009年5月5日）WOWOWで放送される「クライマーズ・ハイ」（原田眞人監督）を録画予告しようとしてたら「WOWOWからのお知らせ」が流れてた。曰く「本日午後4時20分から放送を予定しておりました『メッセンジャー』は都合により『未来予想図 ～ア・イ・シ・テ・ルのサイン～』に変更になりました……」。都合ってなんやねん，としばらく考えて思い至った。「メッセンジャー」って映画，あのクサナギ君が主演なのね。 豚インフルエンザ……新型インフルエンザってのが「政治的に正しい呼び名」なんだっけ？ 流行したり，忌野清志郎が亡くなったりしたせいか（キヨシロー，悲しいぜ），話題性の減退もタケナワのこのハナシだが，そっか，過去の主演映画の放送さえ「中止」されちゃうのかそりゃエライことだなぁと。 WOWOWに含むところはないが，このテの件に関するワタシの意見は鈴木茂さんが大麻で捕まったとき「なんつか，作品
フリージャーナリストは「良い子が住んでる良い街」に住んでる？ - Nothing Upstairs
調書漏出の鑑定医に有罪、秘密漏示で初判決 奈良地裁（朝日新聞） 調書漏えい：関係者、それぞれの思いで判決迎える（毎日新聞） 別にオレが見解を申し述べてもどうなるもんでもないが，至極常識的な判決だと思うなぁ。毎日のほうの記事で被告は「あくまで彼（事件を起こした少年）のため」とか言ってるが，あの本が出たことで彼になんかいいことがあったとはとても思われない。 この事件にオレがうさんくささを感じるのは，このサキハマ被告やその被告から資料を見せてもらって本を書いたクサナギアツコが終始一貫して「（本を書いたのは）少年のため」とキレイゴトを並べているコトである。 オレかて一応（近年はホントに一応なんですけど）「著述業者」の末端に身を置くもの，出版だって商売なのであって「イチからジュウまで彼のため」みたいな美談で本が出ないことくらい知っている。買う方だって半分（全部かも）は「自分の母親と妹殺して火をつけた
自分のイノチを大切にできないニンゲンに「ヒトを殺すことの非」を説いてもなるほど説得力はないかも知れぬ - Nothing Upstairs
「まるで他人同士が同居」被告の家庭 土浦連続殺傷(朝日新聞) - goo ニュース ここで報告されている連続殺人事件の被告の「家庭」（と呼ぶに値すればね）の話，なんとなくデジャブめいてる，どっかで聞いたことがあるような気がするぞ，と思ったら，一昨年読んだ「普通の家族がいちばん怖い 徹底調査！ 破滅する日本の食卓」（岩村暢子著）で報告されていた「普通の家族」の姿に近いのだった。いや，実像が近いかどうかはともかく，なんてのかな，その「ありようのロジック」っていうのがクリソツなのね。 あの本を読んだとき，「なるほどこうやって『日本』が壊れていくのだなぁ」と題してこのブログにも書いたレビューには，「子供が高校生になってもサンタクロースを信じさせておきたい母親」や，「正月を自分の実家で過ごす場合はもちろん，それがたとえ夫の実家であっても上げ膳据え膳，家事は手伝わない母親」がいるらしいよ，てなことを書
日本には「起きて半畳，寝て一畳，天下取っても二合半」というコトワザがあるんだけどねぇ - Nothing Upstairs
プログラマ兼業ライター。著書に「叫ぶ! Cプログラマ」，「プログラマを笑え」その他。翻訳書に「ザ・ビルゲイツ・ジョークブック Vol.1&2」がある。 著者のライシュはクリントン政権で労働長官を務めたヒトで，現在はUCバークレイの教授。アメリカで原著が出版されたのが2007年，日本語訳第1刷が出たのが2008年6月（オレが買ったのは9月の第4刷）だから，原稿の……少なくとも大部分は2007年後半のサブプライムローン破綻前に書かれているはず，と考えると「オッサンなかなか先見の明があるやないの」という感じがする。 が，言ってることの根本はつまり「いくら商売だからって，ニンゲン欲の皮突っ張らかすと結局ロクなことにはならない」という，例えば本邦では角倉素庵が江戸の初めには既に喝破している「人生の真実」に過ぎない。いや古今東西昔から賢いヒトは知ってましたよそんなこと。 とまぁ，コトの根本を突いて
「説明責任を果たす」のと「白状する」のとは違うでしょ - Nothing Upstairs
小沢氏、説明責任「一応果たした」＝社民党首 オレ，このフクシマというヒトのピノキオみたいな（「鼻がトンがってる」感じがしません？）物言いあんまり好きではないんだが，この発言はそれなりにスジが通ってると思う。「説明責任を果たす」ってのは「白状する」のと違うんだからさ，オザワは一応「説明した」し，その説明のなかにもあからさまな矛盾はなかったと思う。これに比べると共産党のシイの「説明責任をまったく果たしてない」ってのはそれこそ「白状してない」って責めてるだけやないの。だって白状しちゃったらタイヘンだよ（笑）。 この問題でヘンだなと思うのは，オザワが言う通り「企業献金という認識があったなら政治団体に入れずに政党への献金として処理すればいいだけのこと」であることだ。コトに不案内なヒトのために解説すると，政治資金規正法により政治家個人（実際にはその資金管理団体）への企業献金は禁じられているけど，政党へ
ヒトはときとして「卵の壁」になったりするんだよ - Nothing Upstairs
「マジコン」販売禁止命じる 東京地裁、任天堂の訴え認める判決 オレもソフト屋だから，こういう話になると法的にどーだとかてな話はヌキにして心情的に任天堂とかスクウェア・エニックスなどの側についちゃう。だから以下の議論に「公平ぢゃない」とか「論理的ぢゃない」とか反論は受け付けない。これは地球が太陽の周りを回っているとか，そういう話ぢゃないんだよ。 なんつかこのテのことに関する「客観」は「立場による客観」すなわち「集団的主観」なのね。たとえばムラカミハルキがイスラエルでやった演説，確かに壁と卵の比喩は秀逸だけども，あれを言ってるムラカミさんを含め，「どっからどう見ても全くまぎれもない卵のなかの卵」でいられるニンゲンなんていないのだ。ホンマに大事なのはあの演説に感動したみんなが「自分がときに壁でもあり得ること」を自覚することぢゃないかね。 話が逸れた。……ワレワレのようなパソコン向けソフト開発者に
この女の頭の中ってものすごくヘンなところが壊れてるような気がする - Nothing Upstairs
傷害：隣室侵入し充電、女性切る 容疑の女逮捕へ 世田谷 これはまたクリビツテンギョウな事件である。 アヤフヤな記憶なんだが，アメリカの空港とかでベンチの近くにあるコンセント（アウトレット）にプラグ差し込んでコンピュータ使ってても違法ぢゃないんだけど，ニホンでそれをやると窃盗罪になると聞いたことがある。ホントかどうか確かめたわけではないので，ロスなりＮＹの空港でバッテリ切れのパソコン使うのは自己責任でやっていただきたいが（でもそうやって使ってるヤツは見たことある，空港職員も別にスルーしてたけど），そのハナシを聞いたときナルホドと思ったもんです。 なにをナルホドと思ったかというと，駅だの空港だのという公共の施設における「コンフォタブル」というコトに関する彼我の考え方の差ね。別にどっちが良くてどっちが悪いとかいう気はないが（こんなものはすべて一長一短あるに決まってるのだ），例えば空港を例にとれば
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過激派もヤクザも「ニンゲンの作る集団」は皆オナジだなぁ，と - Nothing Upstairs
それで『ダンシング・ヴァニティ』は読んだのか - Nothing Upstairs
やっぱり宮崎あおいは天才ですよ - Nothing Upstairs
将来独立したいと思ってるプログラマ必読のISV設立指南書 - Nothing Upstairs
そんなこと言ったらこの世に「政治的でないもの」なんかないでしょうが - Nothing Upstairs
巨大銀行の陰謀を暴く，実に上質のサスペンス - Nothing Upstairs
一つしかない正解を探すパズルのような設定を軽々と超える奇想に脱帽 - Nothing Upstairs
これぞまさに「公的機関が絶対に出さない『パチンコ白書』とでもよぶべき存在」である - Nothing Upstairs
暴動と人口の相関に潜む「隠れた法則」 - Nothing Upstairs
ようやく元「嘘つき大統領」になってくれた彼の任期前半の悪行の数々 - Nothing Upstairs