【2020年6月27日放送 1月15日更新】 感染対策に欠かせないマスクの着用。しかし、マスクはつけているものの鼻を出している人も少なくありません。確かに呼吸は苦しくないですし、口を塞いで飛まつが広がるのを防いでいるので、一見、感染対策になっているようにも思えます。問題はないのでしょうか? 聖路加国際病院の感染管理の専門家、坂本史衣さんに話を伺いました。 聖路加国際病院 QIセンター 感染管理室 マネージャー 坂本史衣さん 「鼻を出してつけるのは、適切ではありません。自分の鼻から飛まつが出ていきますし、人が出した飛まつを吸い込むおそれもあります。」 マスクの主な目的は、周囲に飛まつが広がるのを防ぐことです。同時に、感染者からの大きな飛まつをブロックすることもできます。鼻を出していると、くしゃみなどをしたときに飛まつが広がるうえ、人は一度に吸う空気の9割を鼻から取り込んでいるため感染リスクが