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文学に関するaralumisのブックマーク (3)

  • 文学フォルダ

    上手に仕事をサボる方法を発明。 これは文学の文字を、センテンスごとに切り出してフォルダ名にした新しいタイプの文学です。この方法をとることで、パソコンでファイルを探しているふりをして、文学を読むことができます。 下記にたくさんの種類の文学フォルダを用意しましたので、仕事の合間にご覧ください。

    文学フォルダ
  • 近眼地獄

    日が落ちてから散歩をして近所の大型スーパーに入った。ペットショップへ行ったら、目当ての子は眠っていた。ケージのなかに、さらに小さなプラスチックのケージがあって、そのなかに入って眠っているから、姿がよく見えず、面白くない。150000円という値札ばかりが目についてますます面白くない。そこで、ハムスターを見た。まんまるになって、一心不乱に眠っているそれは1500円だった。そっかー、おまえ1500円かー。帰って、父親に「ハムスターてめっちゃ安いねんで。1500円や。すぐ死ぬんかな」と言ったら、「いっぱい子ども産むからや」と返されて、ぞっとした。そっかー、ねずみだもんなー。部屋に戻って、CDを探す。部屋が乱雑すぎて、一番聴きたいAksak Maboul*1がどうしても見つかりません。おっかしいなー。ほかはみんなあるのになー。

  • 太宰治 女生徒

    あさ、眼をさますときの気持は、面白い。かくれんぼのとき、押入れの真っ暗い中に、じっと、しゃがんで隠れていて、突然、でこちゃんに、がらっと襖(ふすま)をあけられ、日の光がどっと来て、でこちゃんに、「見つけた!」と大声で言われて、まぶしさ、それから、へんな間の悪さ、それから、胸がどきどきして、着物のまえを合せたりして、ちょっと、てれくさく、押入れから出て来て、急にむかむか腹立たしく、あの感じ、いや、ちがう、あの感じでもない、なんだか、もっとやりきれない。箱をあけると、その中に、また小さい箱があって、その小さい箱をあけると、またその中に、もっと小さい箱があって、そいつをあけると、また、また、小さい箱があって、その小さい箱をあけると、また箱があって、そうして、七つも、八つも、あけていって、とうとうおしまいに、さいころくらいの小さい箱が出て来て、そいつをそっとあけてみて、何もない、からっぽ、あの感じ

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