iPadは、教育の現場から企業の営業ツールとしてまで幅広く活用され始めています。医療業界もその例外にあらず、iPadが活躍する場面が増えてきているようです。これまでも、iPhoneを導入して看護婦や医師が病院内を移動しながら患者のデータを確認できるようにするといった取り組みはありました。また、医療現場で活用することを目的にカスタマイズ設計されたタブレットなどを導入するケースもあるようです。今回は、iPad導入に踏み込む医療業界の事例をご紹介します。 iPadで医療スタッフもフリーアドレスに 病院がiPadの導入に動く理由はいくつかあるようですが、ポータブルであること、10時間以上バッテリーが持つこと、また500ドルという価格もその魅力のひとつ。事務作業一つとっても特質な医療業界では、必要なデバイスを専用につくることが多く、iPadと似たようなタブレットの開発には3,000ドルほどかかるそ