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  • 有坂汀さんの感想・レビュー

    ここで扱われている「和僑」とは、21世紀になってから日人の間で作られた造語です。ここでは中国で行き、中国を喰らい、したたかに生きる人々を気鋭の筆者が追い続けた貴重な記録です。混沌がここにあります。 僕が中国に関心を格的に持ったのは予備校時代に漢文講師の宮下典男先生の授業を受けたのがきっかけで、それから時は流れて幾星霜。日中国との関係が変化していく中で手にとって読んでみたです。 ここでは『和僑』といわれる日人たちが、中国で生き、中国で喰らい、中国を喰らうしたたかな生き方を気鋭の筆者が書きとめたルポルタージュであります。 出てくる人間もまぁ多士済々で、雲南の山村に住む2ちゃんねらー。欲望の海・マカオで「ニッポン定」として働いていた風俗嬢。上海で日系企業の依頼で組を作ったやくざ…と規格外の人間ばかりで、読み終えたときにはあまりのディープな世界でため息すら出たのですが、彼等の『濃厚』

    有坂汀さんの感想・レビュー
    arisakamigiwa
    arisakamigiwa 2024/09/14
    ここで扱われている「和僑」とは、21世紀になってから日本人の間で作られた造語です。ここでは中国で行き、中国を喰らい、したたかに生きる人々を気鋭の筆者が追い続けた貴重な記録です。混沌がここにあります。
  • 有坂汀さんの感想・レビュー

    現在ではその影が薄れているそうですが、横浜・黄金町といえばこうして春をひさぐ人たちのメッカでした。ここで被写体になっている女性たちは海外から日に来て黄金町で働いている女性たちでした。貴重な記録です。 事情があって泣く泣く古屋に売ってそれでも未練があってこうして書いて紹介しているです。 現在はなくなってしまったそうですが、横浜、黄金町は昔から『ちょんの間』で有名な赤線・青線地帯で、2005年に徹底的な摘発があってからはそういうところはなくなってしまったそうでが、この写真集に移っているのは当時、外国から来て黄金町で春をひさいでいた女性たちのことが写真と文章で淡々とつづられています。 確か、南米やヨーロッパから来た女性が多かったような気がします。 『なぜ、僕はこういうところや場所に惹かれるようになったんだろう…?』 時々僕は自問するのですが、日ごろ、ベールに包まれて除くことのできない人間の

    有坂汀さんの感想・レビュー
    arisakamigiwa
    arisakamigiwa 2024/09/10
    現在ではその影が薄れているそうですが、横浜・黄金町といえばこうして春をひさぐ人たちのメッカでした。ここで被写体になっている女性たちは海外から日本に来て黄金町で働いている女性たちでした。貴重な記録です。
  • 有坂汀さんの感想・レビュー

    今やもっともメジャーな格闘技のひとつとなったブラジリアン柔術。書はその始祖となったコンデ・コマこと前田光世の伝記です。彼のたどった「魂の軌跡」が熱い読むものの中に何かを呼び起こします。血が滾ります。 僕がこのを初めて読んだのは、確か大学時代くらいのことで、そのときは何か格闘技をはじめようと思っていろいろなジムや道場を回っていたような気がします。それで今回、このを読み返してみて、そのときの気持ちを思い起こしていました。 このはいまや柔術といえばほぼブラジリアン柔術のことを指すくらいメジャーな格闘技になったグレイシー柔術の祖といわれるコンデ・コマこと前田光世の生涯を書いた伝記です。彼が青森から出てきて講道館に入門し、アメリカを皮切りに世界中を遠征して、現地の人間と異種格闘技に明け暮れていたことは知っている方も多いと思うので、ここではさらりと流します。 僕が今回読み直して注目したのは彼が

    有坂汀さんの感想・レビュー
    arisakamigiwa
    arisakamigiwa 2024/09/06
    今やもっともメジャーな格闘技のひとつとなったブラジリアン柔術。本書はその始祖となったコンデ・コマこと前田光世の伝記です。彼のたどった「魂の軌跡」が熱い読むものの中に何かを呼び起こします。血が滾ります。
  • 有坂汀さんの感想・レビュー

    筆者こと主人公は「七帝柔道」という寝技中心の柔道に憧れ、2浪の末にその一角を占める北海道大学に入学した。そこから物語ははじまります。『寝技中心の柔道』に己の全てを賭ける男たちの青春を描いた小説です。 実をいうと僕は、大学時代に1度だけ、七帝戦、もしくは七大柔道大会というものを見たことがあるんです。ここで行われる柔道は、講道館ルールと呼ばれるオリンピック等で見られるものではなく、現在で似た様なものはブラジリアン柔術のように(ルーツが同じだから当然といえば当然)ひたすら寝技で戦うというもので、さらにいうなれば関節を極められてもギブアップはせず、締め技が入れば落ちる(意識を失って気絶する)という当に壮絶な試合であったことを思い出します。 僕が見ていたときは女子の試合があり、彼女等も必死になって試合をしていたことを書を読みながら思い出しました。確か、そのときは記憶によると主催校だった北海道大学

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    arisakamigiwa 2024/09/04
    筆者こと主人公は「七帝柔道」という寝技中心の柔道に憧れ、2浪の末にその一角を占める北海道大学に入学した。そこから物語ははじまります。『寝技中心の柔道』に己の全てを賭ける男たちの青春を描いた小説です。
  • [第176話]チェンソーマン 第二部 - 藤本タツキ | 少年ジャンプ+

    チェンソーマン 第二部 藤本タツキ <毎週水曜更新!最新2話無料>TVアニメが各種動画サイトにて好評配信中! チェンソーの悪魔を身に宿した少年・デンジ。世界はチェンソーマンを知るのだが――…!? [JC18巻発売中]

    [第176話]チェンソーマン 第二部 - 藤本タツキ | 少年ジャンプ+
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    arisakamigiwa 2024/09/04
    なにやら恐ろしいことになってるぞ!?
  • 有坂汀さんの感想・レビュー

    2011年3月11日、宮城県石巻市の日製紙石巻工場は地震後に発生した津波の影響を受け完全停止するも、工場長は半年での復興を宣言。その号令の元に奮闘し、操業を再開するまでを追ったノンフィクションです。 東北を初めとして日中に大きな爪あとを残した2011年3月11日に発生した東日大震災。書の舞台は宮城県石巻市の日製紙石巻工場であります。そこもまた震災後に発生した大津波の影響を受け、従業員の誰しもが 「工場は死んだ」 と言わざるをえないほど厳しいものでありました。 実際に書を紐解いていくと分かるのですが、その描写はすさまじく、黒々と大きなハエがわんわんと宙を舞う中、津波を浴びてグチャグチャになったパルプを片付ける場面や、機械の合間に挟まった遺体を回収する場面にはページをめくる手が鈍ってしまいました。 しかし、製紙工場には出版社との約束で 「何があっても絶対に紙を供給し続ける」 と言う

    有坂汀さんの感想・レビュー
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    arisakamigiwa 2024/09/03
    作者の佐々涼子さんは2024年9月1日夕、神奈川県の自宅で悪性脳腫瘍のため亡くなりました。享年56歳。この場を借りてご冥福を申し上げます。
  • 有坂汀さんの感想・レビュー

    遊廓の名残りをとどめる、大阪・飛田。社会のあらゆる矛盾をのみ込む貪欲で多面的なこの街に、人はなぜ引き寄せられるのか!?取材と執筆に12年もの歳月をかけた筆者の執念を行間から感じ取る事の出来る一冊です。 大阪・飛田。僕がこの街の存在をはじめて知ったのは好きな作家の黒岩重吾や梁石日の作品に頻出し、また彼ら自身もまた西成や飛田界隈のディープで猥雑な世界にどっぷりとその身を浸したことがあるということを知ったのがきっかけでした。 その姿は個人が主催しているサイト「大阪DEEP案内」などでその断片を知ることができますが、さまざまな「事情」を抱えた人間が集まる西成・飛田界隈を写真撮影するのはさぞかし大変だろうなぁと、その努力に敬意を払いながらサイトに掲載されている写真を見ていたことを思い出します。 書は今なお当時そのままの遊郭が160軒ほどが在りし日の雰囲気で営業していると聞いております。そこで行われ

    有坂汀さんの感想・レビュー
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    arisakamigiwa 2024/09/02
    遊廓の名残りをとどめる、大阪・飛田。社会のあらゆる矛盾をのみ込む貪欲で多面的なこの街に、人はなぜ引き寄せられるのか!?取材と執筆に12年もの歳月をかけた筆者の執念を行間から感じ取る事の出来る一冊です。
  • 哲子の部屋 Ⅰ: 哲学って、考えるって何? 有坂汀さんの感想 - 読書メーター

    登録日2010/11/05(5058日経過)記録初日2010/11/11(5052日経過)読んだ371冊(1日平均0.07冊)読んだページ111982ページ(1日平均22ページ)感想・レビュー20件(投稿率5.4%)棚1棚性別男年齢41歳血液型O型職業自営業現住所北海道URL/ブログhttps://lit.link/arisakamigiwa自己紹介北海道釧路市出身。北海学園大学人文学部日文化学科中退。著述家兼書評家、歌人。様々な職業を転々とした後に小説『遠浅の海』(KDPほか)やエッセイ集『生産性はなくてもは出せる』(同)など8作を自己出版。座右の銘は「曾子曰、君子以文會友、以友輔仁」(孔子)など。

    哲子の部屋 Ⅰ: 哲学って、考えるって何? 有坂汀さんの感想 - 読書メーター
    arisakamigiwa
    arisakamigiwa 2024/09/02
    本書は『NHK Eテレ』にて放送された『哲子の部屋』の書籍化第一弾です。哲学者、國分功一郎先生をナビゲート役にゲストに女優の清水富美加(千眼美子) と俳優・ミュージシャンのマキタスポーツの両氏を迎えます。
  • 有坂汀さんの感想・レビュー

    『アサヒ芸能』に連載中の佐藤優氏の時事エッセイ『ニッポン有事!』を書籍化第3弾です。国境問題。沖縄。外務省及び外務官僚。永田町。霞ヶ関。政治や外交をテーマに下世話な話も交えつつ鋭く切り込んでいきます。 週刊『アサヒ芸能』にて絶賛連載中の佐藤優氏の時事エッセイ、「ニッポン有事!」著作化第3弾です。相変わらず佐藤先生の筆は冴え渡っているなと再認識しました。 実を言うと僕はこの時事評論と西村賢太氏のエッセイのおかげでいまやアサヒ芸能の熱心な読者になってしまいました。こうなると日々『オッサン街道』を驀進していることにいやおうなく気づかされます。 やはり、掲載している雑誌の性質上、同じ時事を語るでもものすごく下品なテイストが満載で、その辺もまた、僕の好みに合致しております。 しかし、語られている事象の内容は他の掲載論文に比べても一切クオリティの劣化は認められず、その辺はさすがだなと思っております。

    有坂汀さんの感想・レビュー
    arisakamigiwa
    arisakamigiwa 2024/08/31
    『アサヒ芸能』に連載中の佐藤優氏の時事エッセイ『ニッポン有事!』を書籍化第3弾です。国境問題。沖縄。外務省及び外務官僚。永田町。霞ヶ関。政治や外交をテーマに下世話な話も交えつつ鋭く切り込んでいきます。
  • アラサーちゃん 無修正 5巻 有坂汀さんの感想 - 読書メーター

    登録日2010/11/05(5055日経過)記録初日2010/11/11(5049日経過)読んだ371冊(1日平均0.07冊)読んだページ111982ページ(1日平均22ページ)感想・レビュー20件(投稿率5.4%)棚1棚性別男年齢41歳血液型O型職業自営業現住所北海道URL/ブログhttps://lit.link/arisakamigiwa自己紹介北海道釧路市出身。北海学園大学人文学部日文化学科中退。著述家兼書評家、歌人。様々な職業を転々とした後に小説『遠浅の海』(KDPほか)やエッセイ集『生産性はなくてもは出せる』(同)など8作を自己出版。座右の銘は「曾子曰、君子以文會友、以友輔仁」(孔子)など。

    アラサーちゃん 無修正 5巻 有坂汀さんの感想 - 読書メーター
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    arisakamigiwa 2024/08/30
    壇蜜さん主演でドラマ化もされた漫画家峰なゆかさんの赤裸々な女性たちの本音を綴った4コマ漫画、『アラサーちゃん 無修正』のコミックス第5巻です。オラオラ君との結婚を決めたアラサーちゃんを始め悲喜こもごも。
  • 有坂汀さんの感想・レビュー

    ガラパゴス化の道をたどり続ける日の大メディア。権力と一体化し、既得権益をともに享受し、財務省の増税路線を援護射撃しながら、「プレスリリース原稿」のみを垂れ流す…。元日経記者が赤裸々に現実を晒します。 書は元日経新聞の記者による、報道機関と『お上』が以下に結びついているかと言うことを詳細に語った一冊で、その内容と量は当に読み応えがございました。 政・官・業そして「報道」で形成する裏支配者たちの全貌が全編に描かれており、日頃我々が重要な情報源にしていると思われる新聞が実は権力側とべったりと言う『現実』ここに書かれていることがもし当のことだとするのならば、一体なにを信じればいいのかと読み終えたあと途方にくれてしまいました。 筆者は日経で記者をやり名からコロンビア大学のJ(ジャーナリズム)スクールで学んだそうで、日の新聞と欧米各国の新聞の記事の書き方や取材の進め方に最初は面らったそうで

    有坂汀さんの感想・レビュー
    arisakamigiwa
    arisakamigiwa 2024/08/28
    ガラパゴス化の道をたどり続ける日本の大メディア。権力と一体化し、既得権益をともに享受し、財務省の増税路線を援護射撃しながら、「プレスリリース原稿」のみを垂れ流す…。元日経記者が赤裸々に現実を晒します。
  • 幾山河―瀬島龍三回想録 有坂汀さんの感想 - 読書メーター

    登録日2010/11/05(5050日経過)記録初日2010/11/11(5044日経過)読んだ370冊(1日平均0.07冊)読んだページ111878ページ(1日平均22ページ)感想・レビュー19件(投稿率5.1%)棚1棚性別男年齢41歳血液型O型職業自営業現住所北海道URL/ブログhttps://lit.link/arisakamigiwa自己紹介北海道釧路市出身。北海学園大学人文学部日文化学科中退。著述家兼書評家、歌人。様々な職業を転々とした後に小説『遠浅の海』(KDPほか)やエッセイ集『生産性はなくてもは出せる』(同)など8作を自己出版。座右の銘は「曾子曰、君子以文會友、以友輔仁」(孔子)など。

    幾山河―瀬島龍三回想録 有坂汀さんの感想 - 読書メーター
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    arisakamigiwa 2024/08/26
    本書は戦中は大本営参謀として、戦後は11年間もの歳月をシベリアで抑留された後帰国し、伊藤忠商事に奉職。取締役会長まで上り詰めた後に政界に転身し、10年の行政改革等の仕事を務めた瀬島龍三氏の回顧録です。
  • 有坂汀さんの感想・レビュー

    アイスランド、アイルランド、ギリシャ、ドイツ、そして日…。筆者がこれらの国々を回って目にしたものは、巨額のマネーをめぐる人間の『悲喜こもごも』。それはやはり自分にとっての大事なテーマだと思いました。 このは自身が金融業界出身の筆者が書いた世界経済に関するノンフィクションです。やはり筆者の真骨頂はこういう話に尽きると思います。 ここでは筆者自身がアイスランド、アイルランド、ギリシャ、ドイツ、そして日を自らの足で回り、現地の人に話を聞き、考察を重ねるもので、 『見たこともない巨額の金が押し寄せたとき、その金が引き潮のように消えてしまったとき、人間はどう狂うのか、国はどう変わるのか』 主にヨーロッパの金融危機とその後の人々が描かれておりますが、やはりカネにまつわる 『悲喜こもごも』 はわれわれの身近なことになっており、遠いところで起こっていることが瞬く間に全世界を駆け巡っていくということは

    有坂汀さんの感想・レビュー
    arisakamigiwa
    arisakamigiwa 2024/08/25
    アイスランド、アイルランド、ギリシャ、ドイツ、そして日本…。筆者がこれらの国々を回って目にしたものは、巨額のマネーをめぐる人間の『悲喜こもごも』。それはやはり自分にとっての大事なテーマだと思いました。
  • 『戦艦大和の台所: 海軍食グルメ・アラカルト (光人社ノンフィクション文庫 908)』(高森直史)の感想(5レビュー) - ブクログ

    現在でも海上自衛隊事は旧日海軍の伝統を引き継いでいるので非常にうまいと聞きます。ここで取り上げられているのは戦艦大和の乗組員2500人の胃袋を満たした事のメニューです。やっぱりうまそうですね。 旧日軍の海軍時代の伝統で現在でも海上自衛隊事は大変美味であるそうあります。という話を数々のルポルタージュを読んでそんな話を聞きます。 僕が13歳の時に他界した僕の祖父は戦時中南方へ海軍の所属で出征していたことがるそうで 役職は調理班だったらしく、そこで培った技術を生かしてよく夕なんかでハヤシライスをルーやレトルトなしで作ってくれたことを思い出します。 そんなことはさておいて、このに書かれているのは、戦艦大和でいったい何がべられていたのかを詳細に記し、または再現したレシピを掲載した手記であります。一読して、やっぱり士官はオムライスとかずいぶんあの当時としてはハイカラなもの喰ってるな

    『戦艦大和の台所: 海軍食グルメ・アラカルト (光人社ノンフィクション文庫 908)』(高森直史)の感想(5レビュー) - ブクログ
    arisakamigiwa
    arisakamigiwa 2024/08/21
    現在でも海上自衛隊の食事は旧日本海軍の伝統を引き継いでいるので非常にうまいと聞きます。ここで取り上げられているのは戦艦大和の乗組員2500人の胃袋を満たした食事のメニューです。やっぱりうまそうですね。
  • 僕がこのテの本をむさぼり読んでいたのは生涯忘れることもない、2008年の11月23日。東京で仕事から何から全てに失敗して「 - 読書メーター

    日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。 新たなとの出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。

    僕がこのテの本をむさぼり読んでいたのは生涯忘れることもない、2008年の11月23日。東京で仕事から何から全てに失敗して「 - 読書メーター
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    arisakamigiwa 2024/08/12
    本書は作家の加治将一、経営コンサルタントの八木宏之両氏による借金を合法的に軽くする方法を公開した裏ワザを大公開した一冊です。なるたけ本書に書かれている知識が必要にならないことがよいのですが…。
  • 有坂汀さんの感想・レビュー

    膨大な文献と当時の関係者へのインタビューを基にして東京電力の姿を浮き彫りにした一冊です。我々はなぜ原発を選んだのか。なぜ巨大企業の支配を望んできたのか? これは全ての日人に対する問いであると思います。 書は書店で目にして以来、ずっと気になっておりました。で、先日ようやく手に入り、読み終えることができましたが、膨大な文献や、当時の関係者によるインタビューを元に、東京電力という日を代表する「エクセレント・カンパニー」の裏にあるものを抉り出そうとする筆者の試みには当に敬意を表します。 正直、一企業がここまでのことをするのかと…、読み終えたときにはしばらくの間、虚脱状態になりました。「3・11」で完全に崩壊した原子力発電所の「安全神話」を維持するために安全を度外視するすさまじいまでの逆説を打ち立て、これを堅持するために保守論壇を扶養し、最強の労働組合を潰し、東京電力の中興の祖である木川田一

    有坂汀さんの感想・レビュー
    arisakamigiwa
    arisakamigiwa 2024/08/11
    膨大な文献と当時の関係者へのインタビューを基にして東京電力の姿を浮き彫りにした一冊です。我々はなぜ原発を選んだのか。なぜ巨大企業の支配を望んできたのか?これは全ての日本人に対する問いであると思います。
  • 哲子の部屋 Ⅱ: 人はなぜ学ばないといけないの? 有坂汀さんの感想 - 読書メーター

    登録日2010/11/05(5041日経過)記録初日2010/11/11(5035日経過)読んだ368冊(1日平均0.07冊)読んだページ111050ページ(1日平均22ページ)感想・レビュー17件(投稿率4.6%)棚1棚性別男年齢41歳血液型O型職業自営業現住所北海道URL/ブログhttps://lit.link/arisakamigiwa自己紹介北海道釧路市出身。北海学園大学人文学部日文化学科中退。著述家兼書評家、歌人。様々な職業を転々とした後に小説『遠浅の海』(KDPほか)やエッセイ集『生産性はなくてもは出せる』(同)など8作を自己出版。座右の銘は「曾子曰、君子以文會友、以友輔仁」(孔子)など。

    哲子の部屋 Ⅱ: 人はなぜ学ばないといけないの? 有坂汀さんの感想 - 読書メーター
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    arisakamigiwa 2024/08/09
    本書は『NHK Eテレ』にて放送された『哲子の部屋』の書籍化第二弾です。哲学者、國分功一郎先生をナビゲート役にゲストに女優の清水富美加(千眼美子) と俳優・ミュージシャンのマキタスポーツの両氏を迎えます。
  • 有坂汀さんの感想・レビュー

    広島、パールハーバー、南京、アウシュビッツ、香港、瀋陽、沖縄、シンガポール、朝鮮半島38度線、ローマ、関ヶ原、東京…。書は社会学者、古市憲寿氏が現地を旅して考えたことを綴ったものであります。 新世代の社会学者、古市憲寿氏が書で選んだテーマはズバリ『戦争』でありました。僕自身もまた、古市氏と同様、戦場に行ってドンパチをやったことも無ければ、戦時下で生活をしたことも無い、あるフォークソングの歌詞で言うところの『戦争を知らない子どもたち』の一人ではありますが、それでも、断片的に祖父や、母方のおじなどから戦地での話を聞いていたり、取材などで戦場に行っていた、なんていう経歴を持った方と会って直接話を聞いていたりしていたりはしているので、学校教育で習ったことなどを除いてまったく何も知らない、ということはおそらく無いであろうと、そんな認識でございます。 書の内容を大まかにまとめてみますと、『古市氏

    有坂汀さんの感想・レビュー
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    arisakamigiwa 2024/08/06
    広島、パールハーバー、南京、アウシュビッツ、香港、瀋陽、沖縄、シンガポール、朝鮮半島38度線、ローマ、関ヶ原、東京…。本書は社会学者、古市憲寿氏が現地を旅して考えたことを綴ったものであります。
  • 有坂汀さんの感想・レビュー

    このの元になったSAPIOに連載されていた記事のころから好きで読んでいたのですが、『べる』という人間の行為が武器になったり国家戦略の一つとして扱われているという現実に慄然としたことを思い出します。 SAPIOで連載されていたときから面白いのでよく読んでいました。それにしても恐ろしい内容でした。 ここに特集されていた内容で 『怖いなぁ』 とおもった箇所は戦争が終わっても1970年代に返還されるまでずっとアメリカの領土だった沖縄の事情に関するルポルタージュで、アメリカの油や肉を主体とする欧米型の生活が入ってきたおかげで、沖縄県の肥満や平均寿命や疾病に関するデータが全国ワーストクラスになっているという記事には驚きを隠せませんでした。 とくに「Aランチ」と呼ばれるプレートで供されるメニューを見たときには 「こんなもの毎日のようにべてりゃあそら病気にもなるわな。」 と思わせるような量・カロ

    有坂汀さんの感想・レビュー
    arisakamigiwa
    arisakamigiwa 2024/08/04
    この本の元になったSAPIOに連載されていた記事のころから好きで読んでいたのですが、『食べる』という人間の行為が武器になったり国家戦略の一つとして扱われているという現実に慄然としたことを思い出します。
  • 哲子の部屋 Ⅲ: “本当の自分”って何? 有坂汀さんの感想 - 読書メーター

    登録日2010/11/05(5027日経過)記録初日2010/11/11(5021日経過)読んだ367冊(1日平均0.07冊)読んだページ110804ページ(1日平均22ページ)感想・レビュー16件(投稿率4.4%)棚0棚性別男年齢41歳血液型O型職業自営業現住所北海道URL/ブログhttps://lit.link/arisakamigiwa自己紹介北海道釧路市出身。北海学園大学人文学部日文化学科中退。著述家兼書評家、歌人。様々な職業を転々とした後に小説『遠浅の海』(KDPほか)やエッセイ集『生産性はなくてもは出せる』(同)など8作を自己出版。座右の銘は「曾子曰、君子以文會友、以友輔仁」(孔子)など。

    哲子の部屋 Ⅲ: “本当の自分”って何? 有坂汀さんの感想 - 読書メーター
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    arisakamigiwa 2024/08/02
    本書は『NHK Eテレ』にて放送された『哲子の部屋』の書籍化第三弾です。哲学者、千葉雅也先生をナビゲート役にゲストに女優の清水富美加(千眼美子) と俳優・ミュージシャンのマキタスポーツの両氏を迎えます。