NTT東日本とNTT西日本は、両社の基幹システムを統合して、5月に本格稼働させる。システム運用のコストを削減するとともに、NTT東西で異なっていた光回線サービスなどの基本プランを統一して、顧客への提案力を高める。NTT東では先行して年末年始から運用を開始。NTT法の規定に抵触しない範囲で業務効率化を進め、NTTグループ内におけるデジタル変革(DX)を推進する。 システム統合に向けた取り組みは17年ごろから進めており、20年をめどに統合完了を目指していたが、コロナ禍の影響などで対応が遅れていた。NTT東西は、NTT法により組織的な統廃合には制約がある。だがシステム統合自体はその限りではない。今回の統合は業務効率化が目的であり、東西の業務運用そのものに関わるデータの相互連携などには踏み込まない。 NTTグループは持ち株体制に移行した1999年に、地域会社であるNTT東とNTT西を設立。その後、
![NTT東西が5月にシステム統合、光回線のプラン統一で顧客への訴求力高まるか ニュースイッチ by 日刊工業新聞社](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e08a8514d17e2ebc4df1b40559da3de2421845e0/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages.newswitch.jp%2Fimages%2Fa6KjSkgUuGmbOqVvdOU6ywwbpqXz6qxywgaqZ7PS.jpeg)